ゲストハウスウェディングのメリット。二人にしかない式ができる!
結婚式場にはホテルや教会、専門式場にレストランなど様々なタイプがあります。
その中でも特に最近注目されている「ゲストハウス」で行う結婚式について知っていますか?
ゲストハウスウェディングと呼ばれる結婚式は、邸宅などを1軒貸し切りで行うウェディングのことです。
チャペルやプール、ガーデンなどが併設されているゲストハウスも多くあり、ゲストハウスを自由に利用して個性的な演出を楽しむことができるのがゲストハウスウェディングの魅力です。
この記事では、ゲストハウスウェディングの方法や楽しみ方などについてご紹介します。
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ゲストハウスウェディングとは?使う建物やかかる費用について
「ゲストハウスウェディング」と言っても、楽しみ方や演出方法は挙式をあげるカップルによって様々ですから一概にこれと言って定義できるものはありません。
そこで、まずはゲストハウスウェディングに関する基本的な情報をご紹介します。
結婚式に使うゲストハウスと宿泊施設は別物
そもそもゲストハウスとは、宿泊施設の1種類です。
寝室にはベッドがいくつも並んでいて、宿泊客全員が共有します。他にも食堂やお風呂・トイレなども他の宿泊客と共有して使う宿で、同じ時間帯に一緒に泊まるお客同士が家族のようにして1軒の家を共有しながら使います。
実際に行うゲストハウスウェディングでは、宿泊施設の建物ではなくて結婚式専用の建物を1軒丸々ゲストハウスとして使います。
ウェディング用に使われるゲストハウスには、
- テラス
- ガーデン
- プール
といった結婚式を盛り上げてくれる設備がたくさん取り揃えられています。
もちろんゲストハウスの中にはそれ以外にも多くの設備が取り揃えられていますから、結婚式ではそれらを自由に利用して自分たちだけの演出を楽しむことができるのです。
費用は工夫次第で高くも安くもなる
どんなに素敵なウェディングでも、やっぱり気になるのはコストですよね。結婚式の後にはハネムーンが待っているし、ゆくゆくは妊娠や出産などのイベントも待ち構えています。なるべくコストは抑え目でいきたいところです。
ゲストハウスウェディングを行うコストが、アレンジ次第で高くも低くも設定することができます。
ゲストハウスウェディングでは、次の要素を自分たちで決めることができます。
- 食事のスタイル
- 料理の内容
- 装花・装飾
- プログラム
- 司会者
- 演出
例えばゲストに振る舞う食事を決めるとき、テーブルに料理が運ばれてくる着席スタイルではなくてゲストが自由に料理を選べる立食スタイルにすることで費用を抑えることができます。
他にも、会場の装飾を自分たちの手で手作りしてみたり衣装を持ち込んだりと、アレンジ次第では節約したウェディングを挙げることもできるのです。
もちろん高級感を出したい人には、プロに一から装飾や演出を任せるタイプのゲストハウスウェディングもあります。
自分たちの予算や好みの雰囲気などと照らし合わせて自由にプランを考えることができますよ!
自由度の高さが魅力的!ゲストハウスウェディングのメリット
「自分たちで好きなように式が挙げられる」というのは大変魅力的ですが、具体的にはどのくらいまで自由にできるのかが分かりませんよね。
ここでは、ゲストハウスウェディングだからこそ感じられる具体的なメリットについてご紹介します。
主役の二人らしさを重視した式になる
ゲストハウスウェディングの魅力は、何といっても二人らしさを存分に発揮できる点です。
- ガーデンやプールを使ってビュッフェスタイルでの食事を楽しめる
- 入り口やウィンドウなどに自由な装飾ができる
- 好きな場所から新郎新婦の登場を演出できる
- 新郎新婦が自身でケーキを取り分けたり料理を配ったりできる
- ハウスの中と外など、場所に分けて装飾のテーマを分けられる
といった自由度の高い楽しみ方をすることができます。
ゲストハウスウェディングでは特に形式や宗教などにこだわる必要がありませんから、ゲストだけにしか伝わらないような場面を演じてみたり、あらかじめプログラムの決められたホテルウェディングなどではできない演出が可能です。
式の雰囲気は主役の二人に委ねられているため、二人らしさを前面に出したオリジナリティ溢れる結婚式にすることができます。
プログラムも自由に組める
結婚式のプログラムと言えば、多くの場合が
- 招待客・新郎新婦の順に入場
- 司会者から開宴挨拶
- 乾杯
- ウェディングケーキ入刀
- 会食
…といったようなお決まりの順番で組まれていますよね。今までにも多くの結婚式に招待されたことのあるゲストだと、「これの次はこれがくる」といったようにあらかじめ式の段取りが読めてしまいます。
サプライズ好きな人だと、ゲストに先を読まれることに対してちょっと抵抗を覚えたりしますよね?
特にサプライズにこだわらない人でも、やっぱりゲストが驚いたような顔をしているとちょっと得意げになりませんか?
ゲストハウスウェディングでは、プログラムも自分たちで自由に組むことができるのです。
特に結婚式に出席しなれているようなゲストには、先の読めない結婚式は新鮮でしょうし楽しんでもらえます。
「次は何が始まるのかな?」とゲストがそわそわしているのを見れば、新郎新婦だって式のやりがいがありますよね!
主役はもちろん新郎新婦の二人ですが、結婚式はゲストを含めてその場にいる全員で楽しんだ方がより良い式になります。
予想を良い意味で裏切るプログラムにして、参加者みんなで盛り上がりましょう。
ゲストの緊張を取り除ける
ゲストハウスウェディングは、自宅に招待するような気軽さでゲストを招き入れることができます。そのため、ゲストにマナーや立ち振る舞いといった気を遣わせることが少ないのも魅力の1つです。
もちろん子どもだけではなく、大人でもテーブルマナーに馴染みがない人だと緊張してしまうでしょうし、招待された式場の名前を聞いただけで立ち振る舞いや言葉遣いなどを意識するゲストも少なくはありません。
ゲストハウスウェディングなら、身近の親しい間柄の人たちだけしかいませんから余計な気遣いは不要です。新郎新婦だけでなくゲストも肩の力を抜いてリラックスした式を楽しむことができます。
結婚式の会場に対する緊張を拭い去ることができるため、参加者全員が息苦しさを感じることなく素のままの自分で式を楽しむことができますよ。
ゲストと新郎新婦の距離が近い
プライベートな空間で式を行うゲストハウスウェディングは、ゲストと新郎新婦の距離が近いことが魅力的です。
通常の結婚式だと新郎新婦の席は固定されていて、ゲストはなかなか近くまで会いにいくことができませんよね?もちろん新郎新婦だって、衣装が崩れたりしないためになかなか身動きを取ることができません。
結婚式の後でよくある不満が「もっとゲストor新郎新婦と話したかった」というものですが、ゲストハウスウェディングではそんな不満を解消することができます!
お世話になった恩人や友人、家族などとゆっくり会話を楽しみながらの素敵な式にすることができます。
写真やビデオも自由に思う存分撮っておけるので、思い出もたくさん増えてより新郎新婦の絆を深められますね!
挙式のスタイルも自由自在
結婚式の中で最も重視されるのが挙式のスタイルですよね。
- キリスト教式
…チャペルや教会でウェディングドレスを着てバージンロードを歩くスタイル - 神前式
…和装でお祓いを受けてお神酒を頂く日本ながらのスタイル - 人前式
…形式関係なく列席者の前で誓いの宣言をする自由なスタイル
ゲストハウスによっては、チャペルや神殿が併設されているところもあるため挙式のスタイルを自由に決めることができます。
ゲストハウスウェディングではガーデンを使った人前式がメジャーですが、宗派やこだわりによっては挙式の希望も様々でしょう。
会場に選ぶゲストハウスを探すときは、あらかじめ挙式のスタイルを決めた上で探すと打ち合わせもしやすくなりますよ。
アクシデントにも融通を利かせられる
どんなパーティーだってプラン通りに進行していくのが一番ですが、時にはそうもいかないことだってありますよね。
- スピーチをするはずの人が来られなくなった
- 天候や気候によって予定していたプログラムが失敗した
- ゲストが予期せぬ行動を取った(小さな子どもやご年配の方、お酒の回った人など…)
ゲストハウスウェディングでは、パーティーの指揮をとるのは新郎新婦の二人です。どんなアクシデントが起こっても、臨機応変に立ち回ればそれすらパーティーの一興にしてしまえるのが強みです。
また、あらかじめアクシデントを予想して柔軟な対応の出来るようなプログラムを組んでおくこともできます。打ち合わせもパートナーとなる二人の間で進めていけるので、息の合った行動を見せることができますね。
魅力的な風景の中で撮影ができる
ウェディング用に貸出されているゲストハウスには、海外の邸宅のような豪華なものや海など自然の風景を活かした場所に建設されたものなど様々なタイプがあります。
ゲストハウスによってはお城のような外装のものもあって、ロマンチックな雰囲気を持った場所で式を挙げることができるため他のウェディングでは撮影できないような写真を撮ることができます!
日常からかけ離れた景色の中で行う式はとっても神秘的です。会場の持つ世界観や雰囲気はゲストハウスによって全然違いますから、二人の式をより華やかに演出してくれるゲストハウスを見つけて忘れられない思い出にしたいですね。
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ゲストハウスウェディングを成功させるための注意点
二人の希望を細かく再現して叶えてくれる魅力的なゲストハウスウェディングですが、もちろん準備を怠ってはせっかくの式も満足に楽しむことができません。
ゲストハウスウェディングを成功させるために「これだけは!」という注意点は次の通りです。
ゲストハウスの下見・下調べは徹底する
ゲストハウスは様々なカップルに合わせてたくさんのタイプが用意されています。そのため、パンフレットやHPの写真を見ただけで「ここが良い!」と決めてしまうのはおすすめできません。
ゲストハウスウェディングの会場は、外装だけではなくて内装や細かなところまでが二人の式に関わってきます。一部だけを見て判断してしまうと、実際に式の準備に取り掛かったときに「これじゃない…」とガッカリしてしまうことも。
見学のできる会場や打ち合わせで事細かな情報を提示してくれる場所を調べて、二人にぴったりな会場を探しましょう。
- 会場の広さ
- 招待するゲストの人数
- 映像設備の質
- ガーデンやプールの有無
- 挙式スタイルに合っているか
といった具体的な点を決めておきましょう。
どんな天候や気候の場合も予測して打ち合わせをする
ゲストハウスによっては人気のため何日も前から予約が必要なところも珍しくはありません。そのため、当日の天気が分からないのが悩みです。
もし雨が降ればガーデン・プールを使った屋外でのパーティは出来ませんし、極端に寒い・暑い日であれば衣装によって体調を崩してしまう人も出てきます。
そのため、ゲストハウスウェディングのプログラムを考えるときには念のため屋外での演出だけではなく屋内での演出も考えておく必要があります。
また、会場の立地によっては天候が崩れやすい場所もありますから、急な天候の変化にも臨機応変に立ち回れるよう準備を徹底しておきたいですね。
宿泊施設までの移動手段を考える
結婚式と言えば、遠方の親戚や知人も招待したいですよね。ホテルウェディングなら結婚式を行った場所から移動せずに同じ建物内で宿泊が可能です。
しかし、ゲストハウスウェディングの場合は式の会場と宿泊施設が離れていることが多い為、式の後でまた移動をしなければならないのがデメリットです。
天候が悪い日だと余計に移動がネックになります。せっかく華やかな式を楽しんだのに、その後でヘトヘトになりながら宿泊施設に向かうのはちょっと億劫ですよね。せっかくの感動も台無しになってしまいます…。
遠方から来るゲストがいるなら、宿泊施設のことも視野に入れて会場を探しましょう。
ゲストハウスウェディングで二人にしか出来ない結婚式を実現!
世界中ではいつでも何組ものカップルが結婚式を挙げていますが、どの結婚式だって主役やゲストが同じものは一つもありません。すべての式が唯一無二のものなのです。
世界に一つ、一生に一度きりとなると、後悔のない式を挙げたいものですよね!
ゲストハウスウェディングは、新郎新婦の細かな希望をしっかり叶えてくれる存在です。
結婚式には様々なスタイルがありますが、もしどんな式を挙げるかで迷っているのならゲストハウスウェディングも視野に入れて考えてみてはいかがでしょうか?
新郎新婦の二人で力を合わせて計画することで、世界で一番二人に合った式を実現できますよ!
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