週末婚、どんな意味の結婚生活?週末婚の意味とメリット・デメリット
今、結婚生活の一つのスタイルとして、「週末婚」という形を選択する夫婦が増えてきています。
「結婚のカタチは一つじゃない!」と、バリキャリ女性から強い支持のある「週末婚」。いったいどんなスタイルなのでしょうか。
今回は、「週末婚って何?」という女性から、
「週末婚、聞いたことあるけどあまり知らない……」
「週末婚をしたいんだよね!」
という女性まで、皆さんの参考になるように「結婚の新しい形」をテーマとし、週末婚とはどういう結婚の形なのか、週末婚のメリット・デメリットはどんなものなのかを解説していきます。
目次
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週末婚は、どんなスタイルの結婚なの?
メリット・デメリットを考えるよりも先に、まず「週末婚」という結婚スタイルがいつ生まれて、どんな結婚生活なのかを知っておく必要があります。知らずに何となくで選択してしまうと、大きな後悔が生まれてしまうかもしれませんよ。
「週末婚」の言葉の起こりとは
「週末婚」という言葉が初めて生まれたのは、実は1999年。今から約20年前のことです。内館牧子さん脚本のTBS系「金曜ドラマ」枠で放送された、日本のテレビドラマ「週末婚」のタイトルから波及した言葉なのです。
平日は夫と妻が別のところで自分の生活をし、週末や休日になったら二人の時間を過ごすという、当時では画期的で斬新な結婚スタイルの提案でした。
「週末婚」は、現代日本に適した結婚スタイルになりつつある
女性も働きに出るのが社会的に当たり前の風潮になっている現代。家で専業主婦をしているという家庭ももちろんありますが、夫と同じようにバリバリ働き、帰りも遅い妻が、夫のために家事をしたり、家の仕事をしたりするのはなかなか大変です。
そんななか、「週末婚」が選択されるようになってきているのです。もちろん、別居とはわけが違います。結婚しているけれど、平日はお互いの仕事・プライベートを大切に。休日には、思いっきり一緒にいる。そんな生活は、現代の日本に適しているのかもしれません。
週末婚のメリットは「いつでも新鮮な気持ちで結婚生活ができる」こと
週末婚の成り立ちや意味を知ると、「働く女性にとっては、なんだかよさそうかも……」と思えてきますよね。さて、ここからは実際に週末婚にどんなメリットがあるのかについて見ていきます。
週末婚のメリット1 愛情が中だるみせず、新鮮に結婚生活ができる
週末婚をしている人の多くがメリットとして感じているのが、この「新鮮さ」なんだそうです。
同棲したり、結婚したりしていると、常に彼と一緒にいることになりますよね。そうすることで、どんどん異性としてのときめきがなくなっていってしまう、そんな経験、ありませんか。
週末婚では、旦那さんと週末にだけ会い、平日は自分の時間をしっかり作ることができるため、会うときには常に新鮮な気持ちでいられます。
週末婚のメリット2 女性も、男性と同じように仕事に没頭できる
男性ばりに働いてきた女性にとって、仕事と家事の両立はどうしても難しいと言わざるを得ません。仕事の時間を削って過程に入るか、家庭の時間を削って仕事に打ち込むか……。この問題は、いつもバリキャリ女性を悩ませています。
そして、今まで必死に頑張ってきた 大好きな仕事を犠牲にしなければいけないという決断をする女性がほとんどです。その決断は、彼女たちにとっては大きな損失になり、それがきっかけで結婚生活がうまくいかなくなるケースもあるほどです。
しかし週末婚なら、平日は仕事中心の生活を送ることができます。 だからこそ週末の、仕事の休みの日は、めいっぱい旦那さんのために家事ができるのです。
週末婚のメリット3 男性への過剰な依存を防げる
一緒に暮らしている時間が長くなると、相手に対して過剰に依存してしまうこともあります。これは、いわゆるメンヘラ女子に限ったことではありません。逆に、今までしっかり社会人として働いていた女性にこそ、落とし穴があるのです。
上でも書いたように、いままで何より大事にしてきた仕事を辞めて結婚すると、大きな喪失感にさいなまれます。その喪失感を埋めるため、旦那さんのことを過剰に愛し、行動を制限してしまうことがあります。
そもそも、平日は干渉しあわないため、週末婚を選択している夫婦には、「束縛」という概念が少ないよう。相手に依存したくない、我が道を行きたいという夫婦には最適な結婚スタイルなのかもしれません。
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週末婚のデメリットは「夫婦として自覚しにくい」こと
「なんだ、いいことばっかりじゃない!」と思える週末婚。ですが、週末婚にはもう一つの側面があります。週末婚を行っている夫婦は、離婚をしてしまいやすいと言われるのです。安易に「やろう!」と思う前に一度立ち止まって、夫婦二人でデメリットも見ておきましょう。
週末婚のデメリット1 夫婦間のコミュニケーション不足に陥りやすい
一緒に暮らしている夫婦であれば、その日嫌なことがあったり、逆にいいことがあればすぐに報告しあえますよね。話題は、日々尽きないものです。
ですが、週末にしか会うことができないので、毎日の些細な話題より、大きな話題に終始してしまうのが週末婚の夫婦の会話。週末婚の夫婦では、普通に暮らしている夫婦に比べて、どうしてもコミュニケーション不足に陥りがちです。
独身生活の延長上で家族をつくったという実感がわきにくく、「夫婦なのだからコミュニケーションを取ろう」という気持ちになりにくいのも、週末婚の影響です。
ですがやはり、深いコミュニケーションがとれないということは、週末婚の大きなデメリットと言わざるを得ません。
週末婚のデメリット2 自由さが不安になることもある
平日は仕事に打ち込み、その後のプライベートにも干渉しない「自由さ」が、週末婚の大きな特徴ですよね。ですが、その「自由さ」こそが、不安の種になってしまうこともあるのです。
自分に干渉されないということは、相手にも干渉しないということ。それは裏を返せば、相手が何をしていてもわからないということになります。
もちろん、週末婚を選択する夫婦は、お互いの仕事・私生活について信頼をしているからこその選択のはず。ですが、一度相手のウソに気が付いてしまったら……。その後は、不安で不安で仕方なくなるはずです。
週末婚のデメリット3 子供がいると週末婚は出来ない
「子供はいらない!」という夫婦ならば、週末婚には大変適していると言えます。ですが、「自分たちは、将来子供が欲しい」と思っている夫婦には、週末婚は勧められません。
なぜなら、子供ができると、週末婚は止めざるを得なくなります。いざ、平日、仕事終わりに妻/夫がいる。しかも子供という手のかかる家族もいる。その状況に、どうしてもお互いに大きなストレスを抱えてしまいがちだからです。
子供がいても週末婚を選択している夫婦もいますが、やはり「自分」の立場に立ってではなく、「子供」の立場に立ってみると、自分の家族は友達とは違うと思われ、不安や悲しさも生まれてしまうことを考えると、あまりお勧めできないというのが本音でしょう。
結婚のカタチは一つじゃない!お互いのスタイルに合わせた結婚を
今回は、週末婚の意味とメリット・デメリットについて見てきましたが、いかがでしたか?少しでも「週末婚」について理解が深められていたら幸いです。
週末婚に、メリットとデメリットがあるように、普通の結婚生活にもメリット・デメリットがあるものです。
生活が多様化する現代社会において、結婚生活の多様化もあってしかり。あなたと旦那さんが、最も「いい」と思う結婚生活のスタイルを選ぶことで、幸せも長続きするはずです!
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