社内恋愛は仕事を失う可能性も!職場で恋人を作るリスクとは
同じ会社の人を好きになったあなた。
職場で恋愛するのは、楽しいこともありますが、いざ付き合ったときのリスクもかなり多いものです。
思わぬ辛さに関係がダメになってしまったり、別れた時は恋と一緒に仕事を失ってしまったという実例も!
踏み切る前に覚悟しておきたい、職場恋愛につきもののリアルなリスクを体験談から分析します!
目次
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職場恋愛が上手く行く可能性はほんの一握りである!
毎日通う職場に、彼氏がいる――。
それは心躍ることですが、仕事とプライベートが混在することでさまざまな弊害が生まれます。
社会人・仕事人である以上、仕事場に個人的な感情を持ち込まない。
確かにそれは原則ではありますが、恋愛感情が生まれてしまうと、それを完璧に守れる人がどれほどいるでしょうか?
特に、彼氏が同じ部署だったり、直属の上司やよく仕事を共にする先輩だったりすると、それはさらに難しくなります。
仕事をやる上で、納得いかないことで怒られたり、意見の食い違いで腹を立てたりすることはありませんか?
もしその相手が、自分の彼氏だったとしたらどうしますか?
涙の体験談:仕事とプライベートを混合する彼にうんざり!
Oさんの場合
25歳のOさんの彼氏は、職場の先輩でした。
仕事上のことでOさんは、怒られたり、納得のいかない指示を出されたりすると彼氏相手だからこそ、怒りだけでなく複雑な感情に悩まされてしまうといいます。
「彼女なんだから、もう少し優しくしてくれてもいいのに」と、ついそんなふうに思ってしまう。
ただの先輩なら納得いかなくても流すしかないですが、仕事が終わっても一緒にいる彼氏だとついその苛立ちをプライベートな関係にも持ち込んでしまうようです。
結果、仕事で怒られたり対立した日には、恋人として会ったときもついそっけなくしてしまったり、仕事の続きで口論のようになってしまったりする。
それが本当に疲れると、Oさんは嘆くのです。
他にも、「プライベートでケンカした次の日は彼氏がツンツンして、ちゃんと業務連絡をしなかったりするからすごく仕事がやり辛い」というなどという話も聞きます。
仕事で距離が近いほど、完璧に線引きをするのは難しくなりそうですね。
涙の体験談:彼女面したがる彼の同期女性にイライラ
人間関係が濃密な職場では、二人が付き合うことによって思わぬ人間関係のめんどくささが生じる場合もあります。
Sさんの場合
事務職で中途採用された会社で、Sさんは営業職の彼氏ができました。
幸せだったのもつかの間、Sさんは彼氏の同期の営業の女性との関係に悩まされることになります。
その女性は、営業職のなかでは紅一点。
そのためか、Sさんが彼氏と付き合い始めたことで、ヤキモチのような言動をしてくるようになりました。
- 「彼って、苦いものとか辛いものダメなのよ。コーヒーとか飲めないの。」
- 「こないだの飲み会で彼、飲みすぎてふにゃふにゃになってたのよ。可愛いわよね。」
などと、強烈な私の方が彼のことを知っているアピール。
「昨日デートだったの?どこ行ったの?」などとやけに詮索してくることも。
たまに、「事務職って単純作業だから苦手。単調なことって私にはできないわぁ」などと、自虐を装って見下すようなことを言って来たり。
Sさんは、どんどん彼女と接するのがストレスになっていきました。
彼氏に相談しても、「あぁ、あの子は男っぽくてさばさばしてるから、悪気はないよ。」などと言うだけで分かってもらえません。
営業のチームワークが大切だと分かっているだけに、それ以上悪く言うこともできないし、仕事で連携することも多いから彼女を避けるわけにもいかない。
「姑との関係に悩むってこんな感じなのかと思った」と、Sさんはぐったりしていました。
隠すのは簡単だと思っていませんか?秘密の付き合いの落とし穴
特に職場恋愛禁止ではない会社でも、付き合っていることが周囲に分かると仕事がやり辛くなるから隠す、というのが多数派。
ところが、この隠すというのが曲者なのです。
付き合っていることを隠す、と聞いてどの程度のことを想像しますか?この程度が男女で違っていると、すれ違いを引き起こしてしまいます。
もともと、女性は恋をしたら「ねえねえ、聞いて!」と周りに触れ回りたくなることが多いもの。
隠す恋、それ自体がストレスになってしまうということがまず言えます。
涙の体験談:彼にとって私ってなに?!周囲に話したい女心
Kさんの場合
Kさんは、同じ職場で付き合い始めた彼と、周りに気を遣わせることになるから内緒にしておこうねとお互いに合意しました。
ところが、すぐにKさんは彼氏の隠し方にもやもやし始めます。
Kさん側は、いくら何でも一番親しい友達には話したいと思い、会社の同期の女の子に「誰にも言わないでね」と前置きして打ち明けました。
ところが彼の方は、一番仲がいい同期にすら何も話さずに隠しているのです。
そして、「彼女いるの?」と聞かれても、「ずーっといないんですよ」と答える。
Kさんは、自分と付き合っていることは隠しても「彼女がいる」ということくらいは言ってほしいな。
・・・と複雑な気持ちになりました。
だって、フリーだと思ったら他の女子社員がアプローチしてくるかもしれないでしょ?
それに、「誰か紹介しようか」って話になったらどうするの?
そんなふうにKさんがつめよっても、「俺は会社で彼女いないモテないキャラで通してるから、そのままがいい」という彼氏。
しだいにKさんは、彼氏に対して疑いを抱き始めてしまいます。
仲のいい友達にすら打ち明けないってことは、私は紹介したくない彼女ってこと?
彼女いることすら隠すってことは、別れてから社内で他の子と付き合いやすくするため?
私の存在って何なんだろうと自問自答し始めます。
消しても消してもそんな疑いが出てきてしまい、Kさんは付き合い続けることに疲れ、別れル結果となってしまったのでした。
涙の体験談:彼氏が裏で悪口を言われていても反論できない!
付き合っていることを隠すことで、本来なら耳に入らないはずの彼氏の評判を知ってしまうこともあります。
Mさんの場合
Mさんはある日、休憩室で周りのおしゃべりを何気なく聞いていたところ、硬直してしまいました。
なぜならそれは、内緒で社内恋愛している彼氏の悪口だったのです。
Mさんが彼と付き合っていることを知らない社員たちが、無防備に噂をしていたのです。
口うるさい。偉そう。細かすぎる。そんな彼に対する批評を聞いて、Mさんは怒りでわなわなと震えそうになりました。
彼は仕事に対してすごく真面目で、人のミスに対してもちゃんと注意する勇気を持っているんだよ!いいかげんな仕事をしてるのは自分たちのくせに、注意された逆ギレかよ!
そんなふうに怒鳴ってやりたくなりました。
プライベートを知っている彼女の立場だからこそ、彼氏の本当の姿が分かっているという自負があったMさん。
だけど、内緒にしている限り、その場で彼氏をかばうわけにもいきません。
舌を噛む思いで、平然とした顔をしてその場を乗り切りました。
こんなふうに、悪口を聞いてしまって闘志に燃えるならまだいいのです。
しかし、中には「悪口を聞いてしまったことで彼に対する気持ちがちょっと醒めてしまった」という人も。
本音と建前、表と裏が交錯する会社という場所では、関係を隠していることでそんな場面に出くわすこともあるのです。
彼に近づく女性社員をシャットアウトできない悔しさ
関係をオープンにしないことで、他の女性社員が彼に好意を寄せることになってしまうというケースもあります。
仕事ができて人気者の男性と付き合うことになったら、嬉しさの反面そういうリスクも覚悟しなくてはいけません。
「○○さん、かっこいいよね。好きになりそう」なんて話を更衣室やトイレで耳に挟んでも、関係を隠している限り「私という彼女がいるから好きになっても無駄よっ!」とタンカを切ることもできません。
明らかに彼に気があって、べたべたとまとわりつく新入社員をシャットアウトできないのも辛いところ。
目の前で、彼氏が「今度飲みに連れてってくださいよ~」なんて絡まれていたとしても我慢するしかないのです。
「ごめん、僕この人と付き合ってるから」と、彼が颯爽と言い放ってくれることを想像して憂さを晴らすくらいしか、できないのです。
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職場失恋はひきずる!別れた後の辛さ&面倒さは想像以上
社内恋愛を避ける人が挙げる一番の理由は、「別れたあとが面倒」ということではないでしょうか?たしかに、そこを甘く考えて付き合いだすと、後々大変なことになります!
毎日顔を合わせていると、いつまでも忘れられない!
辛い別れのあと。ふつうなら、連絡を取らず会わなくなれば、そのうちに辛さも和らいできますよね。
しかし、そうもいかないのが社内恋愛。
毎日顔を合わせてしまうし、業務上で接点があれば避けるわけにもいかず、今までどおり話をしたり、一緒に仕事をしなければいけません。
社内恋愛経験者には、これが想像以上に辛かったという人が多数。
- 彼が何事もなかったかのように振る舞っているのが耐えられない。
- 社会人としてそれがマナーだと分かっているけど、私と別れたことが何のダメージにもなってない気がして許せない
- 彼の顔を見るたびに、傷口に塩をすり込まれているような痛みを感じる。
- 仕事中も、涙をこらえることだけに全神経を集中させなきゃいけないので、仕事でミスが増えた
と、感情のコントロールができなくて仕事に支障が出てしまうことも。
特に、彼氏が直属の上司だった場合や、同じチーム・営業と営業サポートの関係など、常に一緒に仕事をしなくてはいけないポジションなら最悪です。
別れたあとも、大人の顔をして一緒に仕事をするなんて、一体どれほどの精神力を必要とすることでしょう。。。
ちなみに筆者は社会人失格ぎみなので、彼氏と別れたあとは感情的に大荒れしたり底の底まで落ち込んだりしてただでさえ仕事に支障をきたすタイプ。
別れた直後は、仕事中に思い出してしまって、トイレに駆け込んで泣いたりしたことも数知れず。
私のような失恋でものすごく動じるタイプにとっては、社内恋愛のリスクはかなり高いと思っておいたほうがよさそうです。
だから私も社内では手を出したことがないのです(笑)
仕事中の彼の態度に復縁の望みを捨てきれない
失恋後も毎日会ってしまうことで、「もしかしたらよりを戻せるかも」という期待をしてしまうのも社内恋愛の辛いところです。
一緒に仕事をしていると、これまで通り振る舞わなくてはいけません。
彼氏のほうが笑顔で何気ない話をしてきたり、別れる前と変わらないやさしい気遣いを見せてきたりすることもあります。
それにすがって、期待を捨てきれずにずるずるとしてしまうケースが多いようです。
中には、別れてもまだ彼女だった時の気分が捨てきれないことも。
彼が他の女性社員と楽しそうにしているところを見ると怒りが燃え上がってしまうという人もいます。
しかし、嫉妬した直後に、「私にはもうそんな権利はなかったんだ」と気づいて余計落ち込み、精神的に消耗するようです。
最大級の辛さ!彼氏が、社内の他の女と付き合い始めた
社内で別れたあと、一番辛いケースがこれではないでしょうか。
別れるだけでも悲しく、そして彼に新しい彼女ができたと耳にするだけでも苦しいものです。
そして、それが同じ会社で、彼女も知っている顔。
避けたくても顔を合わせなくてはいけないとなると苦痛以外の何物でもありません。
彼が全く知らない女と付き合いだすより、知っている相手と付き合いだすほうが苦しみが大きいのではないでしょうか。
- もしかして、私と付き合ってたあいだも二股をかけていたんじゃないだろうか
- あの子、私たちが付き合っていたことを知っていたんじゃないの?
このように、彼に対する疑いと怒りがわきあがり、相手の女性を逆恨みしてしまうことも。
次の章にもつながりますが、それが原因で会社を辞めるくらい追い詰められて病んでしまうケースもあるようです…。
無職で心療内科通い…一番怖い、仕事を失うリスク
社内恋愛のリスクで一番大きいのが、仕事を失ってしまうことです。
失恋した後、精神的に耐え切れずに会社を辞めざるを得ないことも、残念ながら起こり得ます。
涙の体験談:別れた直後に、彼が社内で別の女と結婚
Uさんの場合
Uさんは、3年付き合って結婚を意識していた社内恋愛の彼氏と、30歳を目前にして別れてしまいました。
すれ違いが多くてダメになってしまったのが大きな原因でした。
自分が結婚を焦って彼をせかしてしまったのが良くなかったのだと、Uさんは別れてからも後悔する日々を送っていました。
会社で毎日彼の顔を見るたびに、もっとこうすればよかった、やり直したいと思ってしまい辛い気持ちが続きました。
ところが、もっと悪いことが起こります。
別れてから半年も経たないうちに、彼が結婚するという電撃ニュースを知ったのです。
しかも相手は、同じ会社の女性。
それに、よりによって新入社員の若い女の子でした。この事実は、Uさんを激しく打ちのめしました。
仕事場で、二人を見るたびに、殺してやりたいと思うほどの憎しみに支配されてしまうように。
一日に何度も涙が止まらなくなり、夜も寝付けずどんどんやせていきました。
追い討ちをかけるように、社内での他の人からの視線が耐えられませんでした。
一応オープンにはしていなかったものの、Uさんが彼と付き合っていることはバレていたようで、自分がみんなに憐れまれているような気がしました。
そのうちに、会社の人たちと話をしたり、目を合わせるのも苦痛に感じるほどに。
耐え切れなくなったUさんは、会社を辞めてしまいました。
失業してからも、精神的にどつぼの状態から抜け出せないので就職活動ができず、心療内科に通って薬を飲む毎日だといいます。
涙の体験談:周りの視線に耐えられず辞職!辞めてからの後悔
会社のなかって、さまざまな派閥や、複雑な人間関係がありますよね。
社内で付き合う相手、別れる相手によってはそのパワーバランスに影響を与えて、自分の立場が悪くなってしまって居づらくなることもあります。
Iさんの場合
Iさんは、社内で後輩にあたる年下の彼氏と付き合っていましたが、うまくいかなくなり、他に好きな人ができて破局しました。
社内では付き合いを公表していなかったので、仕事に影響があるとは思っていませんでしたが、
どうやら彼氏の方はふられた腹いせに、周りに根回しをして、Iさんが悪者であるかのように吹聴したらしいのです。
その結果、
- 彼、あなたに一途なのに可哀想ね。
- 年下の男の子をもてあそんで捨てたらだめだよ~
- まだ引きづっているみたいよ?戻らないの?
- 年下の彼にたくさんお金使ってもらってポイって悪い女だねぇ~(笑)
というようなことを、周りに言われるようになりました。
Iさんがバツイチだったことも、社内の世論を敵に回す要因だったようです。
社内の人間が自分を見る目が変わったことを強く感じて、針のむしろのような状態で仕事をするはめになってしまいました。
そんな状態に耐えられなくなったIさんは、「こんな会社辞めてやる!」と、辞職。
しかし、転職したものの給料が激減してしまい、「我慢してあの会社にいればよかったかもしれない」と、後悔しているそうです。
付き合う前に熟考を!会社の規模が小さいほどリスクは大きい
社内恋愛のリスク、分かっていただけたでしょうか?
いずれにしても、社会人になると自分の生活がかかっているだけに、学生時代に同じサークルやクラス内で恋愛をするのとはワケが違うということです。
大きな会社だと、社内恋愛のケースも多いし、人が多いぶん噂になる危険性も少なく、別れても異動や出向という逃げ道もあります。
だけど、小さい会社になればなるほど、社内恋愛のリスクは大きくなると言えそうです。
リスクを踏まえた上で、社内恋愛に踏み切るか判断したほうが良さそうですね。
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