トラブルを招かない告白の断り方。必要以上に傷つけるのはNG
告白されたときって、もちろん気持ちは嬉しいけれどお返事に悩まされますよね。
こちらも相手に好意を持っている場合なら「OK」で円満解決…ですが、お断りする場合にはどんな言葉でお返事していいか悩みどころ。
この記事では、告白の上手な断り方についてご紹介していきます。
告白はどんなタイミングで訪れるか分かりませんから、「自分には無縁な話ね」と思わずにお返事についてしっかり予習しておきましょう。
目次
スポンサーリンク
これだけは押さえるべき。告白を断るときのマナー
どんな相手が告白してくれたとしても、「相手が自分に好意を持ってくれている」ことは確かな事実。ここは一人の人間として、誠意ある態度で向き合う必要がありますよね。
告白をお断りするときは、どんな言葉でお返事するにしても次のポイントはマナーとして踏まえておきましょう。
返事は最低でも1週間以内に
告白のお返事は、できるだけ早めの方が良いです。告白を受ける場合ならまだしも、お断りする場合ならなるべく間を持たせない方が無難。
告白から期間が経ちすぎると、相手に要らぬ期待を抱かせてしまいます。
特に「ちょっと考えさせて」などと言って長く待たせていると、相手はやがて「こんなに長く考えてるってことは、脈アリなのでは?」とお返事に期待を抱き始めます。抱き始めた期待を裏切ることほど、人の心を傷つけるものはありませんよね。
告白をされたときは、できればその場でお断りをするのが一番です。もしも時間が欲しいときは、「3日待って」のようにあらかじめ期間を告げてください。どんなに遅くても1週間以上待たせるようなことはやめておきましょう。
できれば直接会ってお話しする
相手からの告白をお断りするのって、なかなか気が引けますよね。その場面を想像するだけでも気まずいものですが、だからと言ってメールやチャットのように文面のみでお断りするのはやめましょう。
相手から文面で告白してきたときなら別ですが、相手が直接会って告白をしてくれたのに、こちらが文面のみでお断りを伝えるのはあまりに失礼です。
文面だと
- どうして断りたいのか
- 告白自体を嬉しく思っているのか
- お断りすることを申し訳なく思っているのか
といった気持ちが伝わりにくくなってしまいます。
また、文面だけで素っ気なく告白を断ると、「冷たい」「失礼」と悪印象を与えてトラブルに発展することもあるのです。
トラブルを避けたりハッキリと気持ちを伝えるためにも、できれば直接会ってお断りをしましょう。ただし相手が暴力的だったり危険な人物である場合には、電話でお断りをする方が無難です。
第三者が多くいる飲食店などでお話をするのも手ですよ。
「気持ちは嬉しいけど」と前置き
よく告白のお断りで使われる「気持ちは嬉しいけど、ごめんなさい」というセリフ。ありふれた言葉ですが、いざお断りするときには必須になる文句です。
相手の気持ちを真っ向から否定せずにきちんと受け止めることで、お断りとは別に告白をしてくれたことへの感謝を伝えることができます。
告白をした側からしても、ただ断られるよりもネガティブになりにくいですよね。「誠意のある良い相手に告白した」と思って貰えます。相手が必要以上に傷つくのを防ぎますから、お断りをする側からしても話をしやすくなります。
「自分を選んで告白してくれてありがとう」とポジティブな切り出し方で話を進めていきましょう。
あくまでもお断りの前提でサクッとお礼を言うだけの場面です。相手に期待を持たせ、”上げて落とす”展開にしないよう注意してくださいね。
自分の立場や相手との関係性に合わせた告白の断り方
同じように告白を断るにしても、相手によっては伝え方を変えることも大切ですよね。これからも付き合いを続けていく相手なのか、それともこれっきりでもう会わないような相手なのか…。
これからの相手との関係や今の状況についても考えながら、告白の断り方について見ていきましょう。
付き合っている人がいる場合
もしも今あなたに付き合っている人がいるのであれば、告白を断っても何も問題はありません。むしろスッパリ断るのが常識的ですよね。
「ごめんなさい、今付き合っている人がいるのであなたとは付き合えません」とハッキリ伝えましょう。できれば付き合っている人がいることは、隠さず正直に伝えた方が無難です。
交際相手の有無について隠し事をしてしまうと、その後であなたに交際相手がいると知った時、告白してくれた相手はどんな気持ちになるでしょうか?
誰かに告白をするというのは勇気の要ることです。勇気を出してあなたに告白をしてくれた相手に隠し事をするのは、失礼ですよね。
お断りをすることで少なからず相手の気持ちを傷つけるのは確かですから、せめて隠し事はせず素直に理由を伝えてお断りをしましょう。
他に好きな人がいる場合
まだ付き合ってはいないけれど、告白をしてくれた相手とは別に好きな人がいることもあるでしょう。その場合も、できれば素直に「他に好きな人がいるので、あなたとは付き合えません」と告げましょう。
「誰にも言っていなかったけど、告白してくれたあなたにだけは言っておくね」のような前置きがあると、あなたの真剣さがより伝わって相手も諦める気になってくれます。
もちろんプライベートな話になりますから、好きな人がいることは無理に伝えなくても構いません。ただ、ハッキリ伝えた方が相手もスッパリ諦めてくれます。
告白してくれた相手に対して同じだけの誠意を見せることで、相手にも「この人に告白して良かった」と思ってもらえますね。
何か他のことに集中したい場合
仕事や勉強、趣味など…何か他に集中したいことがあって、誰かとお付き合いをするような余裕がない人もいますよね。
- 「今は○○に集中したいから、誰かとのお付き合いは考えてません」
- 「誰とも付き合う気はないので、あなたともお付き合いできません」
のような言葉でお断りしましょう。
「あなた相手だから断った」ということではなくて、「あなたでなくても誰でも断っていた」というニュアンスが伝わるので、相手の傷も浅く済みます。
告白を断るセリフの中でも特に穏便ことを済ませられるセリフです。だからこそ注意してほしいのですが、本当の理由を隠すカムフラージュとして「何かに集中したい」というセリフを使わないこと。
告白を断るときには事実を伏せることもありますが、後から矛盾が生じるような嘘を吐くことだけは避けてくださいね。
今後も良い付き合いをしていきたい場合
今まで仲の良い友人として付き合っていた相手や、職場の上司や先輩、同僚、後輩など…。告白を断った後にも良い付き合いを続けていきたい、と思う人はいますよね。
職場関係の人が相手だった場合は、告白の返事を間違えれば今後のお仕事にまで支障を出すことも有り得ます。
「お付き合いはできませんが、○○さんとはこれからも一緒にお仕事をしていきたいです」…など、相手に対して嫌な気持ちは抱いていないということを伝えてください。もし二人の間に亀裂が入れば、職場の雰囲気も悪くなってしまいます。
友だちが相手である場合は、今後どう付き合っていくかを相手の希望に委ねる、という選択もあります。「私としてはこれからも友達でいたいけれど、今後の関係性はあなたに任せる」と伝えてみましょう。
もしも相手から「友達ではいられない」と言われたのなら、寂しいですが受け入れましょう。相手に無理をさせて無理に友達関係を続けていく方が、もっとお互いの仲を悪くさせてしまいます。
キッパリ断りたい場合
まれにですが、告白をお断りしても相手に上手く伝わらないことがあります。相手が極端にポジティブな男性だった場合には、「断られたと思ってなかった」と何故か彼の中で二人の交際が決定していることもあるのです。
また、「1回フられたくらいじゃ諦めないから!」と言って何度もアプローチしてくる男性もいたりします…。
1回断ってもまたアプローチをされた場合は、キッパリ可能性がないことを相手に伝えましょう。ちょっと冷たい言い方にはなりますが、「あなたと付き合う気は一切ありません」とハッキリ告げてください。
- 他に好きな人がいる
- 恋愛以外に何か集中したいことがある
- あなたの○○なところが理由で付き合えない
…など、具体的な理由を挙げてみましょう。
「性格が苦手」や「趣味が合わない」などは、相手を否定する言葉になるので本来なら避けた方が無難。ですが何度断ってもアプローチの激しい相手であれば、もう素直に「あなたのここが嫌です」と伝えてください。
しつこいアプローチは最悪ストーカー犯罪にも発展します。何かのお誘いは断ったり、連絡頻度を減らしたりなどして可能性がないことをわかってもらいましょう。
どうしても手に負えない場合は、第三者に協力を仰いでくださいね。
スポンサーリンク
相手を傷つけるのはNG!やってはいけない告白の断り方
「告白をされた」という事実で勘違いしがちですが、別に告白をされた側が偉いわけではありません。
告白をされた方が上、した方が下…のような考えでいると、心ない態度や言葉で告白してくれた相手を必要以上に傷つけてしまいます。
告白を断るときは、次の言動をしないように注意しましょう。
不必要な言葉で傷つける
勇気を出して告白をしたのに酷いフラれ方をしては、相手の心に深い傷を残すことになります。それがトラウマで一生恋愛ができなくなる…ということだってあるのです。
- 「気持ち悪い」
- 「ありえない」
- 「無理」
- 「嫌い」
のように、相手を根本から否定するような言葉で傷つけるのはやめましょう。
「あなたに恋愛感情は抱けない」、「告白は嬉しいけどあなたとは付き合えない」くらいに、オブラートに包んだ断り方をしましょう。
もしも嫌いな相手からの告白だったとしても、告白自体には理性的に向き合ってくださいね。余計なことを言わないように、返事も手短に済ませるなどしておきましょう。
曖昧な言葉で断る
告白を断るのは告白をするのと同じくらいに勇気のいることですが、だからと言って曖昧な断り方で済ませようとするのは危険です。
- 「考え直した方が良い」
- 「私よりも良い女性がいる」
- 「今は付き合えないかな」
のようにハッキリと付き合えないことを伝えないと、「可能性はゼロじゃない」と思って相手が諦められなくなります。
可能性がないのに振り回されるのは、相手にとって本意ではないはずです。断ったつもりなのにアプローチをされるのは、あなただって望まないでしょう。
曖昧な断り方で誤解を招くのは、あなたも相手も不幸にします。断るのならハッキリと「こういう理由で付き合えません」と告げましょう。
相手の告白を本気にしない
告白を受けること自体に抵抗のある人は、告白されたときに「またまた冗談を~」と言ってはぐらかしがちです。
受けた告白をはぐらかしたり本気にしないのは、告白を断るよりも酷い行為です。勇気を出して告白したのにはぐらかされてしまえば、相手にとっては気持ちを踏みにじられたのと同じです。
告白を受けたのであれば、相手がどんな人であれ誠意をこめて向き合うべきです。面と向かって返事をするのが怖い気持ちもわかりますが、はぐらかしたりせずしっかり気持ちを伝えましょう。
断ることは悪いことじゃない。ただし返事はハッキリ簡潔に
告白はするのも自由ですし、断ることだって自由です。誰にだって自分の気持ちを伝える権利はあるのですから、「好き」と伝えることも「付き合えない」と断ることも全然悪いことではありません。
告白を断ることに抵抗を覚える人も多いでしょうが、相手だって断られることは覚悟の上で告白をしてくれています。告白をされた人はその覚悟を受け止める意味でも、真剣にお返事をしましょう。
ただし、相手を傷つけたり不用意に振り回したりするような言動は厳禁!お返事は簡潔にキッパリと伝えてくださいね。
▼こちらも読まれています
●告白させない方法。好きではない男性からの告白は事前に防げ!
●思わせぶりさせない!相手のお誘いを傷付けずに断る方法
●気がない男性の誘いを断る上手な方法。気まずくならないための断り方
スポンサーリンク