人から嫌われるのが怖い…嫌われ恐怖症を克服するコツ
誰だって人に嫌われるよりは、好かれたいと思うのが自然ですよね。ですが、人から嫌われたくないと思うあまり「嫌われ恐怖症」に陥ってはいませんか?
人から嫌われることを恐れていると、人間関係に対してとても臆病になってしまいます。
言いたいことの半分も言えないまま、どんどんストレスを抱え込んでしまいます…。
この記事では、嫌われ恐怖症を克服するコツについて見ていきます。人から嫌われるのを恐れなければ、人生も楽に生きられますよ。
目次
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誰だって誰かから嫌われてる。嫌われることは珍しくない
嫌われ恐怖症な人にまず知ってほしいのが、「誰にだって好き嫌いがある」ということ。食べ物の好き嫌いやファッションの好き嫌いがあるのだから、人の好き嫌いだって当然あります。
人から好かれることも嫌われることも、どちらもあって当然のことなのです。
もしもあなたが「みんなに好かれてて良いな」とうらやましがっている人がいるとしても、その人を嫌いな人は必ずいます。逆に、あなたが嫌いで嫌いで仕方のない人がいるとしても、その人を好きな人だって必ずいます。
誰だって誰かを好きになったり嫌いになったりします。ですから、「嫌われる」ことは何も珍しいことではないのです。
嫌われるのが怖い人は、「誰だって誰かから嫌われている」ということを覚えておきましょう。あなたの周りにいる人たちは、いわばみんなあなたの「嫌われ仲間」です。
人からの好感度は気にしない!嫌われ恐怖症を克服するコツ
「みんな誰かから嫌われている」…そんな当たり前のことを言われても、嫌われるのはやっぱり怖いですよね。誰かから嫌な言葉や態度で接されるのは、不愉快な気持ちになって当然です。
嫌われることは「不愉快」には感じても、「怖い」とまで感じる必要はないのです。
嫌われることは怖くないのだということを、ちょっとずつ考えていきましょう。
嫌われるのが怖い原因を知ろう
そもそも、どうして嫌われることを怖いと思っているのでしょうか?まずはその理由について考えてみてください。
- 小さな頃に人から嫌われたトラウマがある
- 自分を嫌っている人から傷つけられた経験がある
(いじめや嫌がらせ、仲間外れなど…) - 人から好かれる人間になるようにしつけられた
- 人から嫌われることが悪いことだと教えられた
- 嫌われると自分のことを全否定されている気になってしまう
思い当たる節はありませんでしたか?
人から嫌われることで自分の何かを傷つけられた経験のある人ほど、嫌われ恐怖症に陥ってしまいます。
まずはあなたが嫌われることを怖いことだと思っている、その原因を考えてみてください。原因さえ分かれば、後はそれを克服するだけですよ。
嫌われることでの実害は少ない
嫌われ恐怖症の人に知ってほしいことがあります。それは、「嫌われることでの実害は意外と少ないこと」です。
極端な話ですが、誰かに嫌われたからと言って命の危険性はありません。財産を奪われるわけでも、会社をクビにされるわけでもないのです。
中には嫌いな人に対して嫌がらせをするタイプもいますが、そんな人は大人になるにつれてどんどん減っていきます。大人になってからはむしろ、嫌いな相手でも作り笑いで応じる人がほとんどです。
- 話す回数が減る
- 笑顔がなくなる
- 言い方がきつくなる
くらい。不愉快には思うかもしれませんが、怖がる必要はありませんよね。
人から嫌われることで致命傷を負うわけではありません。生きていればよくある、大したことのない出来事なのです。
嫌われることで否定されるわけじゃない
人から嫌われたとき、自分のことが全否定されたような気分になる人は多くいます。もしも嫌われる度に
- 私のここがいけなかったんだ
- 私のこの考え方がダメ
- 変わらなきゃいけない
なんて思っているなら間違いです。
「嫌い」というのは感情の一種であって、評価とは別物です。「嫌われる特徴=悪い部分や短所」というわけではないのです。
でもこの場合、悪いのは注意した子ではなくてズルいことをした子の方です。
人から嫌われたとしても、あなたの性格や特徴が全否定されるのとは違います。ですから誰かに嫌われる度に、自分の何かを変えようとする必要はないのです。
自分で自分を評価してみよう
嫌われ恐怖症の克服として、自分で自分を好きになれるよう努力するのは大切なことです。人から嫌われることを恐れている人は、自分で自分を嫌ってはいませんか?
「人から好かれる自分」ではなくて、自分の持っている特技や性格、考え方を自分で好きになれるようにしてみましょう。
例えば嘘をつかない性格だとか、細かなところまで気が付く点だとか…何でも構いません。とにかく「こんな自分が好き!」と胸を張って言える部分を探してみてください。
もしも「人から好かれる自分」しか好きになれないでいると、人から嫌われる度に自己嫌悪に陥ります。
最低でも、どうせ誰か1人はあなたを嫌うのです。それならせめて、自分で自分を好きでいられた方が気が楽ですよね。
人から向けられる感情はとりあえず置いておいて、まずは自分に対する自分の感情と向き合ってみましょう。
人の感情以外にも興味を持つ
世界には人の他にもたくさんのものがあります。犬や猫など他の生き物、本、音楽、映画などの娯楽…。趣味と呼べるものを、あなたはちゃんと持っていますか?
嫌われ恐怖症の人は、人からの好感度以外のもにも目を向けてみてください。
読書の世界に没頭していれば、他人の陰口や好感度なんて耳にも入りません。生き甲斐になる趣味があれば、人から多少嫌われたって、落ち込むよりも他にやりたいことが山積みです。
もちろん人からの好感度だって多少は気にする必要もあります。ですが、何も趣味の時間を割いてまで考えることではありませんよね。
人からの好感度なんて気にならないくらいの趣味を見つけるのも、嫌われ恐怖症の克服に繋がりますよ。
「嫌い」は無関心よりマシな感情
そもそも「嫌い」という感情は、向けられるとまずいものでしょうか?人が人に向ける感情としては「好き」と「嫌い」があります。そして、何の感情も向けられていないのが「無関心」です。
「嫌い」な相手を見ると、人は何か嫌味を言ったり意地悪をしたり、避けたりするのが一般的です。ところが「無関心」な相手だと、特に何を言うわけでもなければ何をするわけでもありません。
自分を嫌いな相手とは心のある会話ができますが、無関心な相手だと必要以上の会話はほとんど望めません。
相手との距離や「今後、深く関わっていけるか?」という将来性の視点から見るのであれば、無関心でいられるよりは嫌われている方がまだマシです。
そもそも「好かれる」ってどんなこと?
あなたが「あの人は好かれてて良いな」と感じる人は、果たして本当に好かれている人なのでしょうか?そもそも人が人を「好き」だと判断する基準は何でしょうか。
「好きな人」への態度と「都合の良い人」への態度は、一見とてもよく似ています。
もしかしたらあなたが「人から好かれる人」と思っているあの人は、ただ「都合が良い人」として利用されているだけかもしれません。
- よく笑顔を向けられる→作り笑いや愛想笑いかも
- 話しかけられることが多い→頼みごとや押しつけの内容ばかりかも
- いろんな人と話している→特定の一人と親しくなれないのかも
一見好かれていそうな人も、本当はどんな風に人から思われているかなんてわからないのです。
人が人に向ける「好き」「嫌い」の基準はあいまいで、全然あてになりません。「意外に嫌われている人」がいるように、「意外に好かれている人」だっています。
人の好感度なんて分かりっこないのですから、頭を悩ませるだけ時間の無駄ですよ。
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人の気持ちを汲んで嫌われるリスクを最小限に留めよう
人から嫌われることは当たり前のことで、珍しくもないことです。そうは言っても、自分が好きな人から嫌われるのはつらいことですよね。
好きな人から嫌われると、それが深い傷になって嫌われ恐怖症をさらに悪化させてしまいます。
嫌われるのは当然ですが、嫌われる人を最小限にとどめるためのことも心がけていきましょう。
相手の気持ちに寄り添って考えてみる
人は自分の性格やタイプによって人を嫌うこともありますが、
- 配慮がない
- 意図的に人を不愉快にさせる
- 常識的でない
など、本人に非がある場合にも人を嫌います。
相手の顔色をうかがう必要はありませんが、相手の立場に立って思いやりを持つことが嫌われるリスクを防ぎます。
媚びるのとは違って、ただ気持ちを汲み取る優しさを持つだけです。相手の気持ちに寄り添えば、わざわざ不愉快な言動を取ることもありませんし、配慮に欠けた性格だと思われることもありませんよね。
自分を見失わず、素のままでいる
人から嫌われることを恐れるあまり、相手によって態度を変えることはありませんか?
その時や場所、相手によって態度を変えていると、「八方美人」や「猫かぶり」と言って嫌われてしまいます。
確かにコロコロと態度を変えるような人は、あまり信用できませんよね。媚びを売っていると思われたり、軽薄だと思われることだってあります。
逆にどんなときでも変わらず、芯の強い人は信用に値します。前述でもお話しましたが、自分で自分を好きだと思える部分は決して曲げないようにしましょう。
どうせ誰かから嫌われるなら、自分の性格を変えるよりも、素のままで堂々としている方が魅力的ですよ。
嫌われるときは嫌われる。それなら自分らしさで好かれよう
なかなかに人生を生きづらくしてしまう「嫌われ恐怖症」ですが、ある程度は持っておいた方が良い感情でもあります。
人から好感を持たれようとするのは、人に嫌な思いをさせまいとする気遣いの心です。悪いことではありませんよね。
もちろん誰だって、どんなに頑張っても嫌われるときは嫌われます。嫌われることに対して怯えるのではなく、「なるべく嫌われたくはないけど、嫌われたときはしょうがないよね」くらいに気楽に構えていきましょう。
嫌われることを極端に怖がり続けると、あなたの本当の長所が消えてしまいます。嫌われることに悩むよりも長所を伸ばすことに時間を使った方が、あなたの魅力が光って好感度も上がりますよ。
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