思わずクスッとくる!カップルや夫婦喧嘩の原因エピソード

結婚生活 2023.12.27

「もう今すぐ別れよう」と思うほどの大喧嘩を彼氏とした翌日。

冷静になってみれば、なんであんなくだらないことで喧嘩したんだろう…。

そんな風に思うようなエピソードのひとつやふたつ、誰にでもあるのではないでしょうか。

本人以上に、他人から見るとカップルの喧嘩の理由は下らなくて笑えたりします。

そんな「他人から見るとネタ」なカップル・夫婦の喧嘩エピソードを集めました!

いま、彼とのことであなたが落ち込んでいるか、思いつめているとしたら、ちょっと息抜きしてみませんか?

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「もう離婚したい」!大号泣した大喧嘩の原因は洗濯機の容量!?

筆者の知り合いの、25年連れ添った仲むつまじいご夫婦のエピソード。

お互いを尊重しあう二人ですが、ほんの小さなこだわりから下らない大喧嘩に…。

壊れた洗濯機と、夫婦の意見の食い違い

Oさん夫婦の場合

Oさん夫婦は、50代の夫と、10歳年下の40代の妻のカップル。

妻は夫の元教え子で、憧れだった先生と結婚したときの気持ちを今も持ち続けているようで、未だに夫にベタ惚れ。

夫の方も、どこへ行くにも妻と一緒で、「面白い女でしょう」と臆面もなく自慢するという仲むつまじい夫婦です。

そんなおしどり夫婦が、夫婦歴に残る大喧嘩をしたのは、一人娘が高校生になったばかりだった10年ほど前のことでした。

きっかけは、長年使い続けてきた洗濯機が壊れたこと。それなら新しい洗濯機を買うかと、二人して家電量販店を訪れました。

たった10リットルの違いが、夫婦間の大きな溝に

結婚当初は、一人暮らしだった夫の元に妻が転がり込んできて、家具や家電も、大きなもののほとんどは夫がもともと持っていたもので済ませていたので、こんなふうに大きなものを二人で買いにいくのは久しぶり。

店に入った妻ははしゃいでいました。

色んなメーカーの洗濯機を見て回って、どれがいいか夫婦で真剣に話し合います。

いくらか意見の相違があったものの、お互いを尊重し合う夫婦のこと。

夫がワンマンで決めたり、妻が頑として意見を譲らないなんていうこともなく、ほどなくして、「この製品にしよう」という二人の意見の一致が見られました。

ところが、いざ購入しようという段になって、にわかに容量に対する意見の食い違いが出てきたのです。

妻:「じゃあ、容量は55リットルのにしましょう。たくさん洗えるし、大きいにこしたことはないから。」

という妻。

妻にとって、それは至極当然のことだと思っていたのですが、そこで思いがけず夫から反対意見が出たのです。

夫:「そんなに大きな容量のはいらない。洗濯なんか、こまめにすればいいだけの話じゃないか。45リットルでいい」

妻:「だけど、忙しくて洗濯が溜まる時もあるし、大きいほうが布団の丸洗いもできるから便利じゃない」

こればっかりは譲れないわ!という態度の妻に、

夫:「布団なんか、年に何回も洗わないんだからクリーニングに出せばいいじゃないか」

と、夫は言い張ります。

思いがけない夫の強固な態度に対して、妻の戸惑いは次第に苛立ちに変わっていきました。

何て話が分からない人なんだろう。私が結婚した人が、こんなに物の道理が分からない男だなんて思わなかった!と思ったそうです。

妻:「クリーニングに持っていくのも手間じゃない。家でできるほうがいいに決まってる。だいたい、やるのは誰だと思ってるの?」

夫:「俺だって洗濯くらいやってるじゃないか」

妻:「いや、こまめにやればいいなんて言って私がほとんどやる前提じゃない。人件費にしてみたら、年間にどれくらいかかると思うの?それくらいなら、少しの差額で大きな容量を買った方が合理的でしょ」

夫:「人件費なんて、家庭内のことをそんなふうに考えるのがおかしい」

妻:「じゃああなたは私のことを、タダでいくらでも使える労働力だと思ってるのね。ひどいわ。どんなブラック企業よりひどいわ」

予想もしないほど白熱した言い合いになってしまい、白物家電のコーナーの明るい雰囲気とは対照的にどす黒いムードになってしまった二人。

意見がまとまることはなく、そのまま帰路についたのです。

娘に一蹴されて我に返る夫婦!

その翌日も翌々日も、口を開けば洗濯機の容量のことで喧嘩になりました。

妻:「娘も部活に入って、ユニフォームとか汚れ物が増えるんだから。だいたい、あなたの靴下だって、下洗いしないと汚れが落ちないくらい汚いじゃない。年取って匂いだって落ちにくいし」

などと、妻は今まで言ったことのなかった不満をぶちまけて夫の加齢を責め、「俺の事をそんなふうに思ってたのか」と夫の態度も冷ややかになっていきます。

夫:「うちが余裕ないことくらい分かってたじゃないか。そんなに55リットルの洗濯機がいいなら、55リットルの洗濯機くらいぽんと買える金持ちと結婚すればよかったじゃないか」

妻:「ああ、ほんとそうね。そうすればよかったわ」

夫:「じゃあもう離婚だな。おしまいだ。」

妻:「えぇそうね、離婚ね。」

とうとう、売り言葉に買い言葉で離婚話まで口にする始末。

その日、一人娘が学校から帰ってくると、大号泣している母親の姿が。

妻:「ごめんね。お母さんとお父さん、離婚するかもしれない」

と言われてぎょっとした娘が理由を問いただし、原因が洗濯機の容量55リットルか45リットルかで揉めたことだと聞かされます。

「え~!そんなくだらないことで?!」娘は渾身の力で一蹴しました。

まだ泣き止まない母親は、いかにこの喧嘩がくだらないかということをわが子に説教されて、ようやく我に返ってきました。

そこでめでたく、夫婦喧嘩は解決したのでした。

5万円のスーツに妻が爆発!買い物を巡る悲しい喧嘩

買い物のエピソードが続きます。

どこにお金を使うのか、どこを節約するのかは意見が分かれやすく、喧嘩の原因になりやすいですよね。

凄腕ショップ店員に乗せられた素直な夫

Tさん夫婦の場合

Tさん夫婦は、姉さん女房の妻と、恐妻家でお人よしの夫のカップル。

末っ子で可愛がられてのんびりと育った夫は、とても人柄がよくて素直で温厚、人のことを悪く言ったりもしないのですが、いささか世間知らずでハングリー精神に欠けるところがあり、そこが妻の不満の元のようです。

夫は契約社員で、実家の援助がないと生活していけない。

そのことを妻がちくちくと責めても、夫はそれほど落ち込んだり気を悪くするでもなく、「ごめんよ~」と笑っているのでした。

そんな夫がある日、仕事帰りに通りかかったショップのショーウインドーにあったスーツに惹かれて、お店に入りました。

近々、妻のいとこの結婚式があり、スーツを新調しようかと考えていたのです。

店員さん:「うわ~!すっごくお似合いです」

店員さん:「スーツは男の顔だからね!ケチっちゃだめですよ。」

店員さん:「特に結婚式なんていう値踏みされる場では、コレくらいちゃんとしたのを着ていかないと。」

ショップ店員の、オシャレで口のうまいお兄さんが繰り出す営業トークに、次第にそのスーツを買う気になった夫。

ほんの少しだけどボーナスも出たし、頑張れば買えない額じゃない。

妻も、結婚式で俺が輝くところを見れば納得してくれるだろう。そう考えた夫は、そのショップのスーツをお買い上げしたのでした。

「返品してこい!」と絶叫する妻に泣き止む赤ん坊

家に帰ってみると、ゼロ歳の子供がぐずっていて妻は機嫌が悪そうでした。案の定、スーツの紙袋を見た妻は、険しい表情になりました。

内心ものすごくびびりながらも、

夫:「これ、すっごいかっこいいんだよ。着るから見てよ」と陽気に言う夫。

妻:「・・・いくらしたの?」

夫の言葉に耳を貸すふうでもなく、妻はそれだけ言いました。

いや~な空気が流れます。

夫:「・・・。五万円・・・デス。」

妻:「はああああ!!?なに考えてんの?五万円のスーツなんて買うような給料だと思ってんの!契約社員のくせに五万円のスーツ買うなんてバカじゃないの!?」

妻は絶叫して、紙袋を投げつけました。

その声に驚いて、今まで泣いていた赤ん坊がぴたりと泣き止んだほどです。

夫:「で、でも結婚式あるし、ちゃんとしたスーツがいるかなって」

必死の抵抗を試みる夫に、

妻:「スーツなんて◯山でいい!今すぐ返品してきなさい!」と妻は一喝しました。

驚きのあまりトークも忘れたショップ店員

妻の剣幕に逆らえず、そのままスーツを買ったショップに戻ってきた夫。

さっき対応してくれたショップ店員に、

夫:「すみませんけど、これ返品します」

と言いました。

店員さん:「いかがなさいましたか?サイズが合いませんでしたか?」

予期せぬ再訪に戸惑い、心配そうに言い募る店員。

夫:「いや、そういうわけじゃないです」

店員さん:「申し訳ございませんが、基本的にお客様都合でのご返品はご遠慮いただいておりまして…」

その日の自分の大きな売上を、なんとしてでも逃すわけにはいかないと必死な店員に、素直な夫はバカ正直に言いました。

夫:「契約社員なのに5万円のスーツを買うなんてバカじゃないかって妻に怒られて、返品してこいって言われたんです。すみませんが返品させてください。じゃないとまた妻に怒られてしまいます。」

どんなセールストークマニュアルの中にも、自分の経験値の中にもこんなケースはなかったのでしょう。

店員は驚きのあまりトークも忘れ、気の利いたことが何ひとつ言えないまま、あたふたと返品の処理をしたのでした。

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団子がもたらした修羅場!?「自分で作る病」の夫との大喧嘩

誰しも、こだわりがあります。

だけどそのこだわりポイントが夫婦であまりに違うと、そしてそのポイントがマヌケなアイテムだったりすると、たちまち笑えるネタに…。

何でも自分で追求したい、懲り症の夫

Mさんカップルの場合

Mさんの夫は、自分が気になったことはとことんつきつめたい天才肌。

中身がどうなっているかを知りたいがためにラジオを解体する子供のような探究心を持ち、DIYが大好きです。

そんな夫が家具を作ったり、凝った料理をしてくれる時は感謝をするMさんですが、たまに夫のこだわりが行き過ぎて喧嘩の元になることもありました。

「私は今、この瞬間団子が食べたいんだよ!」

そんな二人が、地元の観光地に出かけたときのこと。

昔の街並みを残した横丁をそぞろ歩き、楽しく観光をしていました。そこでMさんの目をひいたのが、明治創業の老舗の団子やさんでした。

趣のある日本家屋にのれんがかかり、昔のお茶屋さんのように、軒先でできたての団子とお茶を楽しめるようになっている店です。

Mさん:「あ!ここのお団子食べたい。この店入ろうよ」

とうきうきと提案するMさん。夫もいいね、と同意して一緒にのれんをくぐるものと、疑いもしませんでした。

ところが、Mさんが目にしたものは、夫の軽蔑の入り混じった険しい顔でした。

彼:「え~、団子なんて自分で簡単に作れるじゃん。わざわざお金払って買うなんてバカバカしい。何考えてんの?」

団子に向かっていたうきうきした気持ちに大量の水を差され、Mさんの心は冷え切りました。失望からかっとなり、彼を攻撃します。

Mさん:「家で作るのとは違うよ!明治創業の老舗だよ。きっと材料とか、厳選されたいい物を使ってるんだろうし、受け継がれた技で作ってるんだから自分ではマネできないよ」

彼:「そんなの、俺が作った団子を食ってから言え。ちゃんといい粉とか小豆を買って作れば、俺が作ったって大差ない」

Mさん:「はあ?あんた、30年くらいしか生きてないくせに、明治創業と張り合おうっていうの?団子作りなんてどうせ1回か2回しかしたこともないくせに、熟練の技にかなうわけないじゃない」

彼:「団子なんてそんな技術必要ないだろ。仮に必要だったとしても、これから何回も作って熟練すればいいだけだ」

Mさん:「何年かかるんだよ!そんなに待てるわけないじゃない!あたしゃ今、この瞬間団子が食べたいんだよ」

あまりにも頑固に団子を買おうとしない夫に、Mさんは怒り狂いました。

無視して自分1人だけ買おうにも、もう団子を食べたい願望は夫によって汚されてしまい、まっさらな心で味わうことなんてできそうにもない。

自分をこんなふうにしてしまった彼を憎みました。

喧嘩はこじれにこじれ、怒りが頂点に達したMさんは、ムカつきすぎて彼を置いて1人で車に乗り込んで家に帰ってしまいました。

彼女に財布を預けていた彼は、歩いて家まで帰る羽目になってしまいました。

200円もしない団子を買ってさえいれば、こんなことにはならなかったというのに。

夫がストーブを作るまで、凍えて過ごした冬

Mさんの夫の強すぎるこだわりとDIY精神により、勃発した喧嘩は他にも数知れず。

Mさんの夫のDIY好きが高じて、Mさんは、壊れかけた古民家を彼が自ら建て直した、ほぼセルフビルドの家に住んでいました。

しかし、その家で初めての冬を迎えるにあたり、暖房器具がないことが気がかりでした。

Mさん:「ねえ、寒いよ。そろそろストーブ買おうよ」

というMさんの言葉に、またしても彼のDIY精神に火がついてしまいます。

彼:「ストーブくらい、俺が自分で作る」

そして、ロケットストーブの製作に取り掛かった彼ですが、1日2日でできるものではありません。

1人でこつこつと進める作業には時間がかかり、しかもやっているうちにあれもこれもとこだわりがでてきて、珍しいパーツを買ったり、ネットで他の手作り事例を熟読したりして、一向に完成する気配がない。

そのうちに冬が深まり、本格的に寒くなってきて、ストーブのない家でMさんは凍えて過ごすうちに怒りが湧いてきました。

Mさん:「ねえ、いつになったらできるのよ。もう買おうよ。そのほうが早いよ」

苛々してつめよるMさんに、夫はまたしても頑固です。

彼:「買うなんてもったいない。作り始めてるんだから、できるまでもうちょっとだけ待ってくれ」

Mさん:「だって寒いんだよ!こんなに毎日家の中でダウンジャケット着て凍えて生きるなんてみじめだよ。一体いつになったらできるのよ?」

彼:「俺のやりたい作り方がちょっと時間がかかるから、あと1ヶ月くらい…」

Mさん:「1ヶ月!もう年越してるじゃん!寒いのは今なんだよ!私は今すぐストーブが必要なんだよ!」

結局、我慢が限界に達してキレたMさんは車に乗り込み独断でストーブを買いに行き、それに対して怒った夫とまた大喧嘩に。

その冬、夫は頑としてMさんが買ってきたストーブで温まろうとはしませんでした。

ネタにすることで喧嘩防止!笑い話にすると自分を客観視できる

以上、「他人から見れば笑える喧嘩ネタ」を話してくれた女子たちは、その時は本気で腹を立ててそれぞれ深刻に悩んでいたようです。

が、こうしてネタとして話せるようになったということは、その時の自分を冷静に見られるようになったということ。

つまり、ネタにするということは自分たちの喧嘩を「ここは他人から見たら下らないな。笑えるな」と客観的に俯瞰できるということなのです。

喧嘩の最中から、頭の中でそれができていれば怒りもさめて早く収束することができるのではないでしょうか?

その証拠に、喧嘩を面白おかしくネタにして回りを笑わせることができる人ほど、カップルの仲が良くて長続きしている!というのが私の印象です。

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