同棲の部屋探しのポイント。二人の絆が深まる部屋選びを!
彼氏と同棲する事になったら、かなり重要と言えるのが部屋探し。自分1人でさえ気に入った部屋を探すのは大変なので、2人が気に入る部屋となればなおさら大変です。
そこで今回は、同棲をする際の部屋探しのポイントや注意点について紹介します。ぜひ彼と話し合う際の参考にしてみてください。
目次
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同棲の部屋探しを始めるベストなタイミングとは?
同棲しようと決めたら、まずは引っ越しする時期を決めましょう。そしてその引っ越しのの約2カ月前から部屋探しを始めていきましょう。
おおまかなスケジュールとしては、
- 2週間から1カ月:お互いの部屋に対する希望をはっきりさせる。それにあった物件をいくつかピックアップする。
- 2週間から1カ月半:ピックアップした物件の内見をする、契約
2人とも働いていると、内見は週末にしかできない場合がほとんどです。内見したい物件がたくさんある時には、1日に複数件まとめてしまいましょう。
とはいえ理想は1日2件まで。その理由は後述する内見のポイントの際に紹介します。
気に入った部屋が即入居可とは限らない!未婚のカップルという理由で断られる事も?
内見後すぐに入居できる「即入居可」という物件もありますが、中には入居時期を待たなければならない物件もあります。
別れた後に家賃が滞納されたり、生活マナーに関しても同棲カップルはモラルが低いと感じる事が多いのだとか。
そのような物件がある事も踏まえて、部屋選びはぎりぎりでなく期間に余裕を持って行う事が大切です。
どうしても気に入った物件が同棲NGの場合は、あきらめずに貸主に相談するのも良いかもしれません。
説明したように、反対される主な理由は家賃とマナーです。家賃に関しては、双方の連帯保証人をそれぞれの親にする事で信用が高まります。結婚を前提に入居すると伝えるのもおすすめです。マナーに関しては、迷惑をかけない事を誠実に説明しましょう。
部屋探しのポイント1:2人の希望をよく話し合い、共有する事がまず第一歩
同棲の部屋探しのポイントとして、まずは2人の部屋に対する希望をお互いが共有する事が大切です。そうする事で、次の二つのメリットが得られます。
- 相手に伝える事で、自分の部屋に対する希望もはっきりする。
- 2人で希望を共有する事で、極端にどちらかに部屋探しの役割分担が偏ったりしない。2人の共同作業という意識がつき、部屋が決まった後にも不満が生じにくい。
相手に伝えようとする事で自分の希望もはっきりする
「あんな部屋に住んでみたいな、あ、こんな感じの部屋もいいな」。テレビや雑誌で見かけた部屋から影響されて、漠然と住みたい部屋のイメージはあっても、
- エリア(駅、沿線など)
- 駅からの距離
- 家賃
- 築年数
- 間取り
- 部屋の雰囲気
- 設備
- 家の近くの環境
といった、具体的な希望を持っている人は実は少ないのではないでしょうか。
部屋を選ぶ際には、内見を重ねる事が後悔しない秘訣です。しかし具体的な希望や条件を絞っていないうちに内見をしようとすると、あれこれと必要以上に多くの物件を内見する事となります。
そうならないようにも事前に具体的な希望をしっかり絞っておけば、本当に気になる物件のみを内見をする事ができるので、効率よく内見をする事ができます。
具体的な希望をはっきりさせるために、上記した項目を参考に、できるだけ希望を書き出してみましょう。最初はいくらでも良いので、思いつくだけ希望を挙げてみて。
そしてその中から◎(絶対に重要)、〇(できれば優先したい)△(後回しでもいいかも)で優先順位をつけてみましょう。
例
◎駅からの距離:10分以内
〇家賃:13万以内
△築年:できれば10年以内。でも家賃優先で、古くても清潔感があれば良い。
◎間取り:部屋が2部屋ある2LDKか2DK。
△部屋の雰囲気:壁が白くて明るい色のフローリングが好み。
◎設備:オートロックは絶対必要。あとは、できればごみ置き場のある所がいい。
〇家の近くの環境:駅前にスーパーがある所。もしくは家の近くにコンビニがある所。
その際に、
「こっちの条件は絶対必要、こっちはできればでOK」
と言った風に、最初に挙げていた希望を現実的にこれなら見つかりそうという条件に変更したり、できればこうだといいなという程度に考えるようにして、「絶対にここは譲れない」という点は少数に絞るようにしましょう。
この作業をする事で、部屋に対する希望や優先順位がはっきりします。自分の中でこれらがはっきりする事により、相手にも自分の希望を共有する事ができるようになるのです。
この作業を彼と別々でして、それぞれの希望をはっきりさせてからその後共有しても良いですし、2人で話し合いながら一緒に希望を書き出して優先順位を決めて行っても良いでしょう。
2人で希望を共有すれば、決めた部屋にも不満が生じにくい
ついどちらかが積極的に動いて部屋を決めてしまうと、住み始めた後に何か不満を感じた時に、「だからもっとよく考えてから決めれば良かったのに…」「ここの駅、だから嫌だったのに」とつい相手を責めたくなってしまったりするもの。
「2人で決めた部屋」という意識があるため、決めた部屋にも不満が生じにくくなるのです。
共有の仕方は?とにかく話す時間を持つ、もしくは共有ファイルを使用する。
2人の部屋の希望条件は、随時共有しましょう。その都度話し合うのがベストですが、時間が持てないようなら、パソコンなどの共有ファイルを使うのもお進めです。これなら、お互い時間のある時に随時確認する事ができます。
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部屋探しのポイント2:同棲に向いている部屋の条件を知る
部屋の希望を色々と考えるうえで、知っておくと良いのが「同棲に向いている部屋の条件」。
これらを考慮して部屋探しをする事で、同棲ゆえに起こるトラブルやストレスを回避する事が可能になります。
間取りは2K以上がおすすめ!お互いが1人になれる空間を残して
同棲を始めると、それまで当たり前のようにあった一人の時間や空間がなくなったり、喧嘩した時にも同じ空間にいなくてはならない状況が出てきます。
この状況に強いストレスを感じる人も多いでしょう。そこで、2人がそれぞれのプライベートの空間を持てるように、ダイニング以外に独立した部屋が2部屋以上ある、2Kや2DK・2LDKの間取りがおすすめです。
また、寝室とダイニングは線を引く配置が良いでしょう。この2つが分かれていないと、どちらか一方が朝早く家を出る時や、夜遅く帰って来たときなどに相手を起こさないように気を遣うので大変です。
エリアは2人の勤務地の中間地点がベスト
エリア選びをする際には、2人がともに便利と感じられる場所を選んで。2人が働いている場合は2人の勤務地の中間地点がベストです。
憧れだからなどと、好みや見栄などで場所を選ぶのは好ましくありません。毎日の通勤はかなり負担のかかるものですから、2人の負担を軽減できる場所を優先して選びましょう。
結婚も近い将来視野に入れている2人の場合は、彼女が実家に帰りやすい場所を選ぶのもおすすめです。
家賃は2人合わせた収入の25~30%に抑えて
同棲生活という事で、きれいな物件や人気のエリアを選んでつい憧れを具現化したくなるものですが、高い家賃はトラブルの元。後々家計を圧迫する事になり、2人の関係もギスギスモード、なんて事にもなりかねません。
それでは同棲をする際に、無理のない家賃はいくら程なのでしょうか。相場的には、収入の25~30%で抑えるのがおすすめとされています。
したがって2人の合計収入が40万円ならば、12万を上限に探してみましょう。
部屋探しのポイント3:物件探しの仕方とは?情報集めのコツ
部屋の希望条件が絞れたら、次はそれに該当する物件を探しましょう。
インターネットでの検索が便利!
今はインターネットで検索すれば良いので便利です。以下、おすすめの検索サイトを3つ紹介します。
ホームズ:スーモと並んで豊富な物件量が魅力。
アットホーム:物件量はスーモとホームズに劣るものの、ここにしか掲載されていない物件情報も多い。
また、リストサザビーズ=横浜といったように、一部の地域に特化した会社によるサイトもあります。気になるエリアがあれば、そういった会社を探して選んでみるのも良いでしょう。そのエリアに限っては、他では見られない情報を扱っているかもしれません。
不動産屋に足を運べばネットに未掲載の情報も手に入る!
物件情報は、不動産仲介業者が貸主から預かった情報を、インターネットサイトに掲載料を支払って掲載します。したがって掲載料を抑えたい場合には、これらのサイトには掲載せずに他の集客方法を取る場合もあるのです。
したがって、当然世の中にある貸し物件が必ずサイトに載っているとは限りません。街の不動産屋さんに貼ってある物件情報といった風に、自分の足を使う事でしか得られない情報もあるのです。
もしネットで検索しても良い物件がヒットしない場合は、実際に気になるエリアの不動産屋さんに足を運んでみるのも良いでしょう。ネットに掲載していない情報も色々と教えてくれるはずです。
部屋探しのポイント4:内見を最大限に生かす!
いざ気になる部屋がいくつか出てきたら、実際に部屋を見学する内見を予約しましょう。しかしただ部屋の雰囲気を見るだけでは勿体ありません。ここでは内見を、部屋選びに最大限生かせるように、工夫するべきポイントについて紹介します。
実際に駅から部屋まで歩いて駅までの距離を体感しよう
物件を調べる際に駅までの距離が書かれていますが、実際に歩いてみると歩道橋を2つも越えなければならなかったり、信号待ちが多くて思ったよりもかなり時間がかかった、なんて事はよく聞かれます。
それもそのはず駅までの時間の出し方は、主に不動産会社が地図上で大体の距離を測って80m=1分で算出しているため、実際に歩いて出した時間とは異なる事も多いのです。
したがって、内見の際には実際に自分の足で歩いてみる事をおすすめします。しかし複数件内見を入れてしまうと、車で物件を回る事がほとんど。したがって、1度にする内見は2件までが良いでしょう。
内見に必要な持ち物とは?メジャーは必ず持参して
以下、内見の際に持っていくと良い持ち物リストです。
- 筆記用具
- メモ用紙
- メジャー
- 図面
- カメラ(スマホでも)
- スリッパ
気付いた事をその場でメモできるように筆記用具とメモ用紙を、また購入予定の家具や自分達が現在持っている家具が入るのか、確認できるようにメジャーを(事前に家具のサイズを測っておくのも忘れないようにしましょう)、実際の部屋と見比べるために図面もあると便利です。
写真があれば、他の物件と迷った時に後で見比べられるので撮っておきましょう。スリッパは気になる際には持参しましょう。
チェックしたいポイント
確認したいのは、部屋の大きさや雰囲気だけではありません。生活するにあたって実際はどうなのか、事前に分かる事は確認しておきましょう。チェックポイントは次の通り。
- ゴミ置き場やエレベーターなどの共用部分はきれいか
- これらに問題があると、その物件にはモラルの低い人が住んでいる可能性があります。ゴミ置き場やエレベーターはきれいか、また廊下に我が物顔で荷物を置いていないかなどをチェックしましょう。
- 日当たり
- 不動産会社で紹介された写真では日当たりが良く見えても、実際には日照時間が1時間ほど、なんて事は結構あります。共働きで日当たりを気にしないカップルの場合は良いですが、気になる際には方位や周りに陽を遮る建物が無いかを確認すると良いでしょう。
- 生活音
- モラルの低い人や子供のいる家庭の隣や下の階になると、気になる事も増えてしまう生活音。特に気になる人なら、事前にここをよく確認しましょう。
まず物件としては、賃貸用よりも分譲用に作られた物件の方が造りがしっかりしている事が多いため、壁も厚くより高い遮音が期待できます。構造は、木造や鉄骨造よりも鉄筋コンクリート造(RC造)がおすすめです。
- におい
- 物件自体は気に入っていても、隣が焼肉屋さんで臭いがひどかった。近くに工場があって煙の臭いがするなど、環境のせいで臭い問題がある事も。近くに臭いを発生させるような場所がないかどうか、認しておきましょう。
- 水回りは清潔かどうか
- 新築なら良いですが、そうでないと気になるのが水回り。前の入居者が清潔に使っていないと、なかなか取れない汚れで不快な思いをしたり、カビが発生している場合もあります。
- 通信環境の良し悪し
- 携帯電話の電波や、自分の希望する通信環境が得られるかどうか、不動産会社の人に確認しましょう。
- ドアや窓はスムーズに動くか
- もしこれらに不具合があるようなら、入居前に修理してもらう事も可能です。入居後に気付いたでは遅いので、事前にしっかり確認しておきましょう。
- 壁紙の汚れ
- これらもひどくて気になるようなら、前に張り替えを対応してくれる場合もあります。
- 周辺環境
- 実際に物件の周辺を歩いてみて確認しましょう。特に日が暮れてからの方が、本来の治安は分かり易いもの。街灯の多さや人通りの多さなどを確認してみましょう。
同棲の部屋探しはとにかく話し合う事がとても大切!2人の絆も深まるかも?
ここまで同棲の部屋探しの注意点やポイントについて紹介してきました。2人の部屋という事で、2人が納得できるように、とにかくたくさん話し合う事が何よりも大切です。
- それぞれの希望がはっきりしない
- 希望が合わない
- 予算が合わない
など、思うように部屋探しが進まなくて大変な思いをする事もあるでしょう。しかし2人で相談を重ねて、希望や条件をすり合わせていく作業は、今後2人で生活していく上でとても必要なスキルになるはずです。
大変な分、2人の絆もきっと深まるはず。そうなればその後の同棲生活も、きっと2人にとって結婚へのステップとなるような、プラスの未来になるはずです。
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