夫の帰宅恐怖症は妻が原因!家に帰りたくなくなる心理、対処法
「帰宅恐怖症」とは、家に居場所がない・居心地が悪いと感じた人が、仕事を終えた後もなかなか家に帰りたがらないことを言います。
…最近、この帰宅恐怖症になっている夫が多いと問題視されているのはご存知でしたか?帰宅恐怖症になる夫にはいくつか共通点があり、妻に原因が隠れていることが非常に多いです。
そんなつもりはなくても、無自覚のうちに夫をいじめてしまっている妻は少なくありません。この記事では、夫を帰宅恐怖症にしやすい妻の言動と、予防・対処法についてご紹介していきます。
目次
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帰宅恐怖症とは?夫に当てはまることはないかチェック
「帰宅恐怖症」という言葉を知らない人もいるかと思いますので、さらっとご紹介します。
「家に帰ることが怖い」「家に帰って妻に会いたくない」と帰宅することに苦痛を覚え、実際に帰宅が遅くなることが帰宅恐怖症です。
- 帰宅時間が遅くなった
- 妻が寝静まった頃に帰ってくる
- 仕事が終わってもなかなか帰ってこない
- 家にいる時間が短い
- 家族と会話をしたがらない
本来なら心身を休ませる場所である自宅ですが、そこに帰りたがらないのは、一緒に住んでいる妻や子どもにも少なからず原因があります。
夫を帰宅恐怖症にさせる妻の言動。居場所を奪ってない?
気が弱い、平和主義者、マイペース…帰宅恐怖症になる夫には共通した特徴がいくつかありますが、それらは直接的な原因ではなく、あくまで個性。
夫を帰宅恐怖症にしてしまう原因は、彼に対する妻の言動がほとんどです。気付かないうちに夫を追い詰めてしまいがちな、妻の言動をチェックしていきましょう。
不満を言わないまま怒る
夫が最も恐怖するのは、「理由を明かさないまま不機嫌になる妻」です。妻としては「言わなくても分かるでしょ?」という気持ちかもしれませんが、残念ながら夫には口で伝えないと理解されません。
理由が分からなければ改善のしようもありません。手立てがないまま妻の機嫌が悪くなるのは、ハッキリ言って面倒です。
話し合いをせず不機嫌なだけの妻は、近寄っても良いことはありません。妻の不機嫌オーラを感じ取った夫は「しばらく距離を置こう」と家に帰らなくなるのです。
夫に干渉したがる
過干渉気味な妻は、夫に窮屈な思いをさせます。
- どこで誰と会っていたのか聞く
- 夫のやることを監視しようとする
- 夫の行動・言動に口を出す
こんな言動の目立つ妻は、ちょっと干渉しすぎです。あれこれと口出し・手出しし過ぎると、夫は自宅に自由を感じられません。
妻の存在が呪縛のように感じられて、プライベートを守ろうとした結果、妻のいる自宅に寄り付かなくなってしまいます。
小言が多く、文句ばかり
夫のやることにいちいちケチをつけて、彼をげんなりさせていませんか?
- 家事のやり方に文句をつける
- マイルールを押し付けようとする
- 毎日何かしらの小言を並べる
- 褒める回数より文句・苦言の方が圧倒的に多い
さすがに小言や文句ばかりでは楽しくありません。ストレスが溜まる一方です。
共同生活には多少の妥協や許容が欠かせません。一切妥協せずに自分ルールを貫こうとすると、自然と夫への文句が増え、「妻との会話=文句・小言」と植え付けてしまいます。
妻に会うことと小言を言われることが結びついてしまえば、夫は妻と顔を合わせたがらなくなり、結果として帰宅恐怖症になってしまうのです。
自分が正しいと思っている
一種のモラハラ(モラルハラスメント)にも部類されることですが、全てにおいて自分が正しいと思い込んでいる妻は、無自覚に夫を追い詰めます。
「自分が正しい」は裏を返せば「自分以外は間違い」。夫のやることに否定な言動を取ってしまいます。
妻としては「夫に教えるつもりで」「良かれと思って」やったことでも、夫にすれば「自分を全否定されている気がする」だけです。妻には妻のやり方があるように、夫には夫のやり方があります。
子どもを独占しようとする
子どもは本能的に母親に懐く生き物です。「母親の敵は自分の敵」という意識もあるため、妻の育て方次第では、子どもが父親に懐きにくくなることも少なくありません。
子どもを母にばかり懐かせて父をないがしろにするような教育をすると、父として夫が悲しい思いをします。
子どもが自分に懐かないのは寂しいですし、家族内で劣等感や疎外感を与えられます。こうなると夫は家庭にいたくなくなりますし、育児にも非協力的になって、さらに妻との溝を深めていきます…。
家から居場所を奪っている
夫が家にいづらくなるような家庭になっていませんか?子どもと妻だけが楽しい空間になっていたり、夫のプライベート空間が確保されていなかったり…。
子どもや妻が夫をないがしろにしたり、家が散らかって夫が身体を休ませられるスペースがなかったりすると要注意。
前述のように子どもを父親に懐かせていなかった場合は、父親が家にいるのを見て子どもが悪い態度を取り、父親の居場所を奪うことがあります。
「家に帰っても楽しくない」「良いことない」と感じた夫は、家に居場所がないので終業後や休日まで、自宅以外の場所で過ごすようになります。
夫のストレスを理解しない
妻or母親の抱えるストレスは膨大なものですが、だからと言って夫がストレスフリーというわけではありません。
- 仕事のストレス
- 知人や親せきなど、対人関係のストレス
- 夫・父として家庭を支えていく責任感
- 家族を守ろうとする男性のプライド
夫には夫で、妻の知らないストレスがたくさんあるのです。
夫のストレスに理解を示そうとせず、妻・母である自分のストレスばかり訴えていると、夫は一人で押しつぶされてしまいます。
支え合って生きていくと誓った妻に自分のストレスを分かって貰えないなら、もはや帰宅しても心は休まりません。むしろ疲れる一方…。家に帰るよりは、どこか別の場所で憂さ晴らしをしたくなります。
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夫が帰宅恐怖症になったら?対処法と再発防止法
夫が帰宅恐怖症になってしまったら、どうやって溝を埋めていけば良いのでしょうか?急に「今までごめんね」「家にいて大丈夫だよ」と言っても警戒されます。
一時的に症状が治まっても、妻が同じことを繰り返せば夫の帰宅恐怖症は治りません。対処法と再発防止のために妻ができることは、次の通り。
夫のストレスや疲れを理解する
妻には理解し得ない疲れやストレスが夫にはあることを、しっかり理解しておきましょう。妻の育児・家事疲れのように、妻とは縁遠いストレスを夫は抱えているのです。
無理に気の利いたことを言う必要はないので、夫が疲れていること・ストレスを抱えていることを分かってあげましょう。
具体的な解決案を出すことはできなくても、余計に疲れさせることを避けたり、彼を癒すための気遣いなら出来るはずです。
不満はこまめに話をする
夫や家庭に抱えている不満があるなら、子どもに訊かせたり溜め込んで不機嫌になったりせず、ハッキリ夫に伝えましょう。
- きちんと言葉にして
- 分かりやすく具体的に
- 後出しにならないよう、なるべく早めに
伝えるのがポイントです。抽象的・遠回しな言い方をしても理解されにくいですし、気づかないフリで逃げられるかもしれません。
理由を言わずに不機嫌になられるよりは、ハッキリ不満を話してくれた方が夫も気が楽です。妻の不満の理由が分かれば、夫だって改善のために動けますし、漠然とした不安を抱える必要もありません。
妻が不満を口にする人なら、夫も気兼ねなく不満を口に出せて、お互いに有意義な意見交換ができるでしょう。
夫の話をしっかり聞く
毎日ではなくても構わないので、定期的にまとまった時間を確保して、夫の話を聞いてあげましょう。何かの片手間に聞くのではなく、しっかり向き合って話を聞いてください。
妻が話を聞いてくれるようになれば、不満や愚痴を家で吐き出し、時には嬉しいニュースで妻の笑顔を見たりして、夫も安らかに過ごせるようになります。
協力し合うのが夫婦ですから、夫を甘やかしてあげる時間も大切です。夫婦間のコミュニケーションは、家庭を支える大事な柱。「帰って妻に話を聞いて貰いたい」と思って貰えるのが目標です。
子どもに父を尊敬させる
母親には無条件で懐いてくれますが、子どもが父親に懐くのは少し時間がかかります。父親自身の振る舞いも大切ですが、母親がそれを後押しすることも重要。
子どもの前では夫(父)のことを尊敬する態度を見せ、彼を軽視したり蔑ろにしたりしないように教えましょう。
父親は妻と子をどちらも支えてくれる存在です。子どもには父の良いところにたくさん気づかせ、父子の信頼関係を取り持ってください。
子どもが父親に懐いてくれれば、多少妻と喧嘩したとしても、子どもがいれば夫は家に帰宅しやすいですよ。
家を整えて居心地を改善する
夫が家をあけている時間が多いからと言って、家を散らかし放題にしているのは大問題。夫が帰ってくる前に家の中を整頓して、綺麗にしておきましょう。
家が綺麗だとそれだけで心が落ち着きます。「掃除しなきゃ」「汚くて嫌だ」と不快に思うこともなく、自宅が心安らぐ場所となります。
夫がよく座るソファや洗面台、台所などのよく使う場所は、特に気を付けてお掃除してみましょう。
多少の寄り道は許容する
学生が真っ直ぐ帰らず寄り道をするように、社会人だって寄り道したくなるときがあります。夫の帰宅恐怖症を治そうとするあまり、「寄り道するな!」「帰ってこい!」と迫るのは逆効果。
帰宅時間が遅くても責めたりせず、彼が楽しく過ごしたようであれば、多少の寄り道も受け入れましょう。一人で楽しみたい趣味なんて、誰にでもあります。
「夕飯が要らないなら言ってね」「あまり遅くなるようなら一報入れてね」と釘を刺して、後は干渉しすぎず好きに過ごしてもらいましょう。
夫の帰宅恐怖症は家族みんなで解決すべき問題
自宅とは心と身体をリフレッシュさせ、緊張せずリラックスできる場所であるべきです。夫にとって自宅がそうならないのは、一緒に住んでいる家族に改善の余地が大あり。
- 夫(父)を蔑ろにしていないか?
- 夫の自由を尊重しているか
- 夫とコミュニケーションを取っているか
夫がなかなか帰ってこないなら、この点について振り返ってみましょう。
夫が帰宅恐怖症になってしまうと、最悪、離婚を突きつけられることもあります。誰も望まない結末です。
夫に何か思うところがあるのなら、きちんと話し合いをして夫婦で解決していきましょう。
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