男女別に見る結婚しない理由とは…結婚のイメージが低下している?
近年では、少子化が騒がれていますが、その以前に、結婚しない男女が増加傾向にあります。
日本政府が人口の統計に用いる「生涯未婚率」でも、2000年頃までは、10%未満であった数値が、2022年では、男性が23%、女性が14%という数値として表れています。
結婚は、男女双方が願ってこそ、実現するものです。今回は結婚しない理由を、男女の違いという視点から見ていきましょう。
目次
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女性の理由には、仕事や周囲の友人が影響している場合も
社会的に見ても、女性の社会進出が著しく、「結婚のタイミングを逃しやすいのではないか」と予想もできますが、女性の結婚しない理由はどのようなものがあるのでしょうか?結婚しない女性の理由を見ていきましょう。
自由でいることが楽
「自由が大好き!」という女性でなくても、「家庭に縛られたくない」という気持ちから、結婚することを、現実的に考えられないことも多いようです。
結婚が幸せだと思えない
結婚といえば「幸せ」というイメージが結びつかなくなっている、ということがあるようです。結婚といえば「幸せになります」という言葉が定番なはずですが、なぜなのでしょうか?
世の中では、熟年離婚という言葉も騒がれたこともあるように、両親が不仲だったり、離婚している家庭の場合、母親の愚痴を聞く機会が多い女性の場合、結婚に対してネガティブなイメージが染み付いてしまいます。
また、若くして結婚した周りの友人の話を聞き、結婚への憧れが失せてしまうこともあるようです。最近ではSNSが普及していることもあり、頻繁にネガティブな発言を目の当たりにするでしょう。
義理の両親との関係が面倒
結婚すると、義理の両親との関係も始まります。世間でも、特に姑との関係に悩む声は多く広まっていて、そのような嫁姑問題に悩まされたくない、と面倒な関係を懸念して、結婚から遠ざかることもあるようです。
理想が高い
恋愛と結婚は別物と考え、結婚の条件を高く設定している女性が増えている、ということもあるようです。
仕事で地位を確立した
仕事が楽しくなってきた、アラサーに差し掛かった女性や、仕事でキャリアを積み、社会的にも地位を確立した女性は、必然的に「仕事での充実を優先したい」という気持ちが高まります。
経済的、精神的に自立している
仕事で満足感を得ている女性は、経済的、精神的にも安定感があり、自立しているパターンも多いでしょう。
子育て環境に不安を感じる
最近は、結婚をしても仕事を続ける女性が多く、「出産してからも仕事と子育てを両立したい」と思っている女性が多くみられます。
他人と生活する不安
趣味やこだわりがあり、一人の時間を優先したいと思う場合や、付き合っている恋人がいても、結婚して生活を共にすることに抵抗感があるというパターンもあります。
男性の理由には、自由を失うのではないか?という不安が見受けられる
統計からもわかる通り、男性の方が結婚しない人が多いのが現状です。その理由はどこにあるのでしょうか?男性が結婚しない理由を、詳しく見ていきましょう。
自由を謳歌している
「独身貴族」や「結婚は人生の墓場」という言葉もあり、「結婚すると自由がなくなる」というイメージがついてしまっていることもあるでしょう。
自由な時間を生きがいにしている男性の場合、結婚願望は必然的に薄れていきます。
趣味の優先順位が高い
女性の場合、友人とのおしゃべりにも時間を費やすことも多いのですが、男性の方は、好きな趣味のために時間やお金を費やす傾向にあります。
仕事が忙しい・仕事を優先したい
仕事が忙しく、結婚を考える以前に、自分の時間や、恋人との時間を捻出することですら、難しい場合もあるようです。
金銭的な負担を懸念している
結婚した場合、妻となる女性側が働くか働かないかに関わらず、一家の大黒柱として、自らの収入が、主な収入源となることが想定できます。
人付き合いが不得意
もともと人付き合いが得意でない男性は、女性だけでなく、同性である男性との対人関係にも、距離を置こうとする場合があります。
また、過去に付き合った女性とのトラブルから、トラウマを抱えている場合は、女性と接する時に壁を作ってしまうことがあり、一定の距離を保とうとすることがあります。
責任を負うことを避けている
結婚することは、お互いがお互いに責任を持つことを意味し、男性は家長として、子供が生まれれば父親として、さまざまな責任を持つこととなります。
子供が欲しくない
結婚すれば間違いなく、「子供は?」という話題が挙がるでしょう。夫婦間でも、意見が食い違うことの多い問題かもしれません。
また、夫婦で決めた問題でも、周囲からの、無責任な発言を耳にすることは明らかです。
女性は環境の変化を懸念し、男性は自由を重視している
男女それぞれの理由を見てきて、女性は、結婚に幸せを見出せず、満足の結婚生活を送れないと判断した場合は、結婚することを敬遠する傾向にあるということでしょう。
男性の場合は、今ある自由を捨てられない、責任を負うことは避けたい、という考えが強い場合、結婚するという選択肢が、浮かんでこないのかもしれません。
また、男女どちらにも共通して言えるのは、近年のSNSの普及により、自分の自由を保ちながら、人と交流が持てるようになった世の中で、寂しさを感じず、便利さばかりに目を向けてしまっていることかもしれません。
男女で、重視する点に差はありますが、男女双方に「結婚願望がない人」が多い場合、更に結婚しない人が増えていく可能性も考えられるでしょう。
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