同棲は親への挨拶が不可欠!ご両親に好印象な挨拶のマナー
同棲は付き合っているふたりがお互いのことを理解し合える良い試みです。ですが親からしてみれば、自分の子どもが結婚をせずに誰かと同棲をすることに不安を覚えることもあります。
この記事では、同棲を始めるときに親への挨拶は必要か、挨拶をするならどんな方法でするのが良いかについて見ていきます。
もしも同棲から結婚に発展すれば、ふたりだけの問題ではなくて家族も巻き込んだことになります。
同棲を始めるときは、親への挨拶のことも視野に入れておきましょう。
目次
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必要?それとも不要?親に同棲の挨拶をすることの意味とは
同棲を始めるとき、「もう良い大人なのだから」と自分たちの独断で親に挨拶をしないカップルもいます。実際、親からすれば挨拶はあった方が良いのでしょうか?
まずは同棲の挨拶の必要性について見ていきましょう。
挨拶が「必要」派の意見
まずは同棲の挨拶が必要だと思うカップルや親の意見を見ていきましょう。
同棲と言えば、「一緒の家で暮らしていく」ということになります。一緒に暮らすとなると、
- 衣食住を共にする
- 経済を共有し合うことがある
- 一緒にいる時間が増える
- 結婚に発展する可能性がある
- 結婚前に妊娠する可能性がある
ということになりますよね。入籍はまだにしても、ほぼ結婚をした家族のような暮らしをふたりがしていくことになります。
子どもの同棲は親からしてみれば、自分の子どもが悪い人や嫌な人と暮らすことになるのではないか、と心配に思えるのです。誰だって自分の子どもが誰かに騙されるのは嫌ですよね。
また、同棲は結婚よりも手軽なものですから、お別れするのも手軽です。もしも同棲中に子どもができたとき、簡単に相手からお別れされてしまったら本人は途方に暮れてしまいます。
同棲には結婚のような厳かさがないため、「同棲中に何かトラブルがあったらどうするの?」という親の心配がぬぐえないのです。
同棲の相手がよく知らない人であれば、親はなおさら心配になるでしょう。同棲前の挨拶は、親が「自分の子どもをその人に預けても大丈夫か」を確認するという意味があるのです。
挨拶は「不要」派の意見
同棲前の挨拶はあった方が良い、という親の方が圧倒的に多いのは確かです。しかし、「なければなくても良い」「どちらでも良い」と考える親も少なからずいます。
- 親が同棲相手のことをよく知っている
- 親が子どもにそんなに干渉しない
- 親が同棲に対して抵抗がない
- 親がふたりの交際をすでに知っている
「本人たちが自分で決めたことなら反対はしない」と考える親も、最近では少しずつ増えています。同棲の挨拶の必要性は、ふたりの親の価値観に大きく左右されているといっても過言ではありませんね。
もしも同棲前の挨拶が必要かどうか不安なら、いっそのこと親に直接訊いてみるのが良いでしょう。
必要だと言うなら挨拶をすれば良いし、「別に要らない」と言われたらそれまでです。
同棲前の挨拶の方法。服装や手土産についてのマナー
同棲前に挨拶をするときは、相手の親に好印象を与えるためにマナーが欠かせません。もしもマナーのない挨拶になってしまえば、親から悪印象を抱かれて同棲を反対されるかもしれないのです。
同棲の挨拶をするときは、次のようなマナーに気をつけましょう。
同棲の挨拶の方法
まずは挨拶の方法です。単に「挨拶」と言っても、方法は様々ですよね。家に出向くのか、それとも手紙で済ませるのか…。
挨拶の方法ごとに、マナーを見ていきましょう。
- 家に訪問する場合
- 実家を訪問する場合は、必ず事前にアポイントメントを取りましょう。「いつ、どんな用事で誰と訪れるか」をあらかじめ電話で話しておいてください。
家の中での話し合いだと、外で話すのとは違ってお互いに本音を言いやすくなるのがメリットです。相手や自分の両親とじっくり話すことができますから、親側の意見を聞きながら自分たちの意見もしっかり話してくださいね。
- 外で会う場合
- レストランなどで両親を食事に誘う方法です。この方法を取ると、両家ともの両親を誘って全員で顔合わせをすることもできます。
結婚を前提としている場合や、同棲への真剣さをアピールできる方法ですね。プライベートな話を出来るように、なるべく個室のあるお店で話し合うのがおすすめです。
- 手紙やはがきで挨拶をする場合
- 「別に挨拶は要らない」「どちらでも良い」と親に言われたときは、念のため手紙やはがきで挨拶をしましょう。できれば手紙が良いですね。
自分の両親はもちろん、同棲相手の両親にもあてて手紙を書いて下さい。手書きの方が真剣さを伝えることができます。どちらか一方しか手紙を書かない、ということがないように、必ずふたりともが手紙を書いて下さい。
- 電話でのあいさつ
- 例えば遠方に住んでいたり、時間がなかったり…親と直接会って話せるような状況ではない場合は、電話でお話するのもアリです。
メールなどで事前に予定をあけて貰ってから電話をしましょう。電話で挨拶をするときは声だけしか伝えられませんから、はきはきとゆっくり、聞き取りやすさを意識してくださいね。
また、電話でのあいさつは直接会って挨拶をする前のアポイントメント取りにも使えます。
挨拶に行くときの服装
家を訪問したり外食をしたりなど…直接会って話すときは、服装にも気を付けてください。
とにかく清潔感のある、綺麗な服装で会うのが理想です。間違っても部屋着のようなダラッとした格好や、軽薄そうな露出度の高い服装などは避けてください。
「堅苦しすぎる」と思われるかもしれませんが、少なくとも「チャラい」と思われるよりは絶対に好印象です。同棲への真剣さを伝えることもできます。
相手の両親とある程度の面識があるのであれば、カジュアルな格好でも大丈夫です。ただしカジュアルと言っても、ジーンズにTシャツのような砕けすぎた格好はNGですよ。襟のついたシャツなどが無難です。
家を訪れるのなら手土産を
相手の実家を訪問するときは、必ず手土産を持参しましょう。「気を使わなくて良い」と言われても持って行ってくださいね。他人のお家を訪れるのに手土産を持っていくのは、大人として当然のマナーです。
手土産の相場は大体1000円~2000円くらいです。お茶菓子や特産品などの食べられるものを用意するのが無難です。
もちろんご両親の好みが事前に分かっているのであれば、それに合わせて選ぶが一番です。
とにかく「手土産を渡す」という行為だけで、ご両親の好感度が上がります。「迷惑かもしれない」だなんて思わず、家を訪れるなら手土産を持参しましょう。
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挨拶をするときはマナーある態度で。丁寧な敬語を使おう
相手のご両親に会うのは緊張しますよね?でも、緊張のせいであなたのことを誤解されてしまったら意味がありません。
相手のご両親も自分の両親も納得させられるように、はっきりと同棲の挨拶をしましょう。
正しい敬語を使って話す
まずは言葉遣いが相手の印象を左右します。チャラチャラとした言葉遣いの人を見れば、ご両親から「こんな人にうちの息子or娘は預けられない!」と思われてしまいます。
どんなご両親であれ、ご挨拶に伺ったときは正しい敬語を使ってお話をしましょう。言葉遣いが丁寧な人は、それだけでマナーや教養を感じられます。少なくとも悪印象を抱かれることはありません。
挨拶に伺うときは、事前に敬語についておさらいをしておくと安心ですね。
言葉遣いで特に注意したいのが、ご両親の呼び方と同棲相手の呼び方です。あくまでもふたりがするのは同棲であって結婚ではありませんから、「お義父さん」や「お義母さん」と呼ぶのはやめましょう。馴れ馴れしい、ずうずうしいと思われます。
また、ご両親の前では同棲相手のことは「○○さん」とさんづけで呼ぶのがマナーです。あだ名や「○○くん」「○○ちゃん」と呼ぶと、礼儀正しさが欠けてしまいます。
決して気軽な場面ではありませんから、丁寧さを忘れない言葉遣いでいきましょう。
はっきりとした口調で話す
同棲のお話をするときは、必ずはっきりとした口調でお話をしましょう。もちろん緊張もするし、なんとなく後ろめたいような気持ちがあるかとは思います。でも、堂々としましょう。
おどおどしたような口調や小さな声で挨拶をすると、ご両親には悪印象です。同棲をすることへの前向きさや強い意志が伝わりませんから、「この人と同棲して大丈夫?」と思われてしまいます。
どんなに緊張をしていても、とにかくはっきりとした口調で挨拶をしましょう。自分の名前や性格、出身、同棲への意気込みを自信を持った態度で伝えてください。
自分の意見を堂々とお話できる人だと、ご両親も「しっかりした人だな」と子どもとの同棲を認めてくれやすくなりますよ。
自立した同棲の根拠を伝える
親側が最も聞きたいのが、同棲の根拠です。
- どのような生活を送っていくつもりなのか
- 経済的な問題はクリアできるのか
- 同棲の目的は何か
- 何か問題が起きた場合の対処はどうするのか
…といったことについて、しっかりとふたりの意見を伝えましょう。どうして入籍をせずに同棲でなければいけないのか?という点を中心に同棲の根拠を考えてみてください。
同棲にもたくさんの理由がありますよね。例えば「お互いのことをよく理解するため」や、「結婚を前提として入籍日まで一緒に暮らしたい」など…。そんな目的をハッキリさせて、ご両親に伝えましょう。
また、同棲中はどんなトラブルがあってもおかしくはありません。「自分たちに限ってそんなことは絶対にない」と言うよりも、「万が一、トラブルが起きた場合はどうするのか」という具体的なふたりの考えを伝えてください。
同棲の具体的な根拠やビジョンをしっかり見せられたら、ご両親も同棲に納得しやすくなりますよ。
「結婚を前提に」ならほぼ確実
親が自分の子どもの同棲を許可する決め手になる一言と言えば、「結婚を前提に」です。
何のビジョンもなしに同棲をすると、金銭トラブルや妊娠、浮気、対人トラブル…といった様々な不安が拭えません。
もしも同棲をする動機に「結婚」という明確な目標があるのなら、ご両親も安心してふたりの同棲を見守ることができます。
もちろん嘘はいけませんが、
- 結婚の決め手として同棲をしたい
- 同棲を通してお互いが結婚相手にふさわしいか確認したい
- すでに婚約済みなので入籍まで同棲したい
といったように、結婚と結びつくような理由を添えると真剣さが伝わりますよ。
「結婚をしてから相手の悪いところに気づくのでは遅いから」というのも、立派な同棲の理由になりますよ。
同棲の挨拶は親孝行。ふたりの決断はしっかり報告しよう
「親の許可なんてなくてもふたりが愛し合ってれば良いじゃない!」と言って、ふたりの独断で同棲を決行するカップルも少なくはありません。
ですが、親に挨拶をせずに同棲を始めると、同棲していることを知られたときにトラブルは必至です。「挨拶もなしに」と怒られるならまだしも、家同士の喧嘩にまで発展することも考えられます。
今は大人になって自立しているのだとしても、昔は親に育てられていたということは事実。親孝行の意味も込めて、同棲をするときはちゃんと親に挨拶をしましょう。
「反対されに行く」わけではないのですから、しっかりふたりの決断を親に伝えてくださいね。
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