日帰り・鎌倉で見つけたココだけは行きたい幸せスポット5選

デート 2022.06.01

神奈川県にある鎌倉は、都心に住んでいても電車ですぐに遊びに行け、古都を感じることができる人気スポットの一つです。

友達と日帰り小旅行を楽しみたい、大好きな彼といつもとは違った特別なデートがしてみたい、と思った時にはとってもおすすめです。

お寺と癒しスポット巡りをしていく日帰り旅行なんていかがでしょうか?

今回は、その中でも美しく、よりいっそう幸せを感じることのできるルートをご紹介。

普段はお寺などに興味のない方でも、これらの場所なら気を使うことも、つまらないと感じることもありません。

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鎌倉に行くまでの時間の目安と目的を絞りましょう

名所がたくさんある鎌倉の中でも、今回は行ってみると絶対に失敗しないスポット5か所を紹介致します!

【 鎌倉までのアクセス方法 】
交通手段としては、主な都心の場合、新宿や渋谷からJR湘南新宿ライン・小田原行に乗って大船駅まで、そこで乗り換えてJR横須賀線・久里浜行に乗って鎌倉駅までが最短のアクセス方法です。

東京から鎌倉までは、所要時間は約1時間ほどで到着するができます。

また、そのスポットまでどんな方法でいけば良いかもお知らせするので、確認のためにも活用してみて下さいね。

まず寄りたいのは竹林のある報国寺!

JR鎌倉駅前・東口に出たらすぐ、バスターミナルがあります。そこから「報国寺前」を通るバスを探して乗車します。

バスでは迷子になりそうだけれど大丈夫?

路線バスは多数出ていますが、「報国寺前」を通るバスは意外とたくさんあり、きちんと停車駅さえ見ておけば、どれに乗ってもたどり着くことができるので安心です。

鶴岡八幡宮前の交差点が混雑をしていなければ、スムーズに運行することができ、駅からだいたい10分弱で到着します。

降りた停留所から道を反対側に渡り、目印に沿って向かうとすぐ報国寺にたどり着きます。

始めの目的地・報国寺はこんなところ

入口を抜け先に向かうと、とても立派に構えられた本堂が見えてきます。

報国寺は、建立・建武元年(1334年)。足利氏と上杉氏、両氏の菩提寺として栄えたそうです。

菩提寺とは先祖代々のお墓のあるお寺を指します。菩提寺の「菩提」は、「死後の冥福」を意味しており、それを弔うお寺なので「菩提寺」と呼ぶのです。

開山は仏乗禅師(ぶつじょうぜんじ)です。仏乗禅師とは、のちに中国に渡って修行をした高僧です。

有名な竹林に癒されて…

このお寺は孟宗竹の竹林が有名で、別名・竹の寺とも呼ばれています。

お寺の左側には「竹の庭」への入り口があり、拝観料を払って中に入ると一面の竹林が広がっています。

背の高く青々とした竹は本当に美しく、そこだけ空気がきれい!と感じるほど。踏み石を進みながら奥に進むと、開けた場所の目の前に大きく開いた石幢と灯篭を眺めることもできます。

風情ある竹製の長椅子があるので、竹林と合わせてそれらをしばらく眺めることができます。

このお寺では、そういったゆっくりとした時間を過ごすのが何よりの醍醐味と言えるでしょう。

また、入り口で竹の庭の拝観料とは別に抹茶のチケットを購入すると、竹林の途中にある大きな茶室で抹茶とお団子を楽しむこともできます。

ここでお茶をするとお寺のパンフレットをもらうことも可能です。

竹林を見ながら抹茶を楽しむなんて、贅沢で、また違った世界観が生まれそうですね。

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徒歩5分以内で杉本寺へ向かいましょう

報国寺で心を洗われた後は、歩いて5分圏内にある杉本寺を訪れましょう。来た道をバス通りまで戻り、反対側に渡って歩けば、すぐに目に入ってきます。

インパクト大!杉本寺の入り口

杉本寺は奈良時代に行基(ぎょうき)が開いたとされる鎌倉最古のお寺です。行基は奈良の大仏の造営への貢献や社会的事業などでも知られています。

また、このお寺は「十一面杉本観音」とも呼ばれています。

天平六年(734年)、光明皇后の御願によって行基菩薩が開山なされ、十一面観世音菩薩を本尊として奉安したことにより、この名前がついたからです。

室町時代から明治かけて大火や震災で焼失しましたが、昭和になってから復興を遂げました。

八月十日の縁日には、参拝者でにぎわうそうです。

風情ある苔の階段を見逃さずに!

お寺の入り口から急な坂階段を上ると、途中に苔むした階段が見えます。

この階段は歩くのが危険なために封鎖されていますが、見ると大変に美しく、思わず足を止めたくなってしまいます。

東京のそばで、こんなに風情ある光景が見られるのも鎌倉ならではですね。日の当たり方や曇りの時の光線の加減を楽しむのもオツなものです。

ついにご対面、十一面観世音菩薩

階段を登りきったところから仁王門をくぐると、十一面観世音菩薩を祀ってある本堂があります。

しかし、ここは外も中も撮影禁止。

外からは思ったより小さく見えますが、拝観料を払い、靴を脱いで中に入ると大変広く、全部で11体の国宝級の木像が並んでいます。

地蔵菩薩や毘沙門天王、不動明王など、それぞれの像に意味があり、まずは興味の惹かれたものに願いを込めるのも良いでしょう。

きっとご利益があるはずですよ。

いよいよメインの鶴岡八幡宮へ足を運びましょう

杉本寺で歴史ある文化に触れた後は、いよいよ鎌倉で一番有名と言ってもおかしくはない鶴岡八幡宮へ向かいましょう。

向かう先は歩いても楽しい!

行きは報国寺までバスで向かいましたが、帰りは道順もわかっていることから、あえて徒歩で向かうのも楽しいですよ。

杉本寺から鶴岡八幡宮までは、歩いても15~20分くらいです。

有名な大鳥居が見えたら中に入り、橋を渡って本殿を目指しましょう。

鶴岡八幡宮は、康平六年(1063年)に源頼義が奥州から鎌倉に帰り、源氏の氏神としてご加護を祈願した京都の石清水八幡宮を、由比ヶ浜にお祀りしたのが始まり。

今は国際的な史都の鎌倉・中心施設として参拝する人が後を絶ちません。

大銀杏の木にも願いを込めて…

舞殿の横、大石段を登る前に、台風で折れてしまった大銀杏の木があるので、そこも見逃さずに。

折れてしまった大銀杏は、一日も早く復帰するといいですね。

大石段を登りきると、いよいよ本宮(上宮)にたどり着きます。

人々の生き生きとした顔がまた楽しいですよ。最近は外国から来る方も多いので、ここでは色々な言語が飛び交っています。

広くて大きな御賽銭箱に、ご縁があるとされている5円か50円を入れて、精一杯お祈りをしましょう。

せっかくここまで来たのだから!

お土産にもなるお守りはここで

そして定番のお守りを買ってみましょう!

鶴岡八幡宮のお守りは本当に種類が多いので、一般の護身用から、交通安全、安産祈願、受験合格、恋愛成就…などなど、目的に合わせたものを探して初穂料を払い手に入れましょう。

また、ここのお守りの特徴は「鶴」や「鳩」の形やマークの入っているものが多いことです。

可愛い模様のものも豊富なので、一般祈願のお守りならば、デザインや色で選んでも構いません。

目的が済んだら、まっすぐ今来た道を帰っても大丈夫ですが、時間があれば、八幡宮内にある源平池や旗上弁財天社に寄り道しても面白いかもしれませんね。

通なら、あえて小町通りは避けるべし!

鶴岡八幡宮を後にしたら駅に戻りましょう。

ここで通らなければならないのが、二本の道です。

  • 一本はお土産どころやカフェのある「小町通り」
  • もう一本は鶴岡八幡宮からまっすぐに伸びる「若宮大路」です。

多くの人は人気スポットである小町通りを通りたがりますが、今回はあえて段葛(だんかずら)のある若宮大路を通っていきます。

段葛とは、日本に唯一残された遺構で、鶴岡八幡宮への参拝者に、道幅を狭めて作ってあるために八幡宮が遠くにあるように見せる遠近法を使った仕掛けです。

段葛はあまり知られていない歴史的穴場スポットなので、知識を持っていると誰かに聞かれたときや、何かのきっかけで自慢できたりするかもしれませんね。

若宮大路でも楽しみはあります

小町通りにはお客さんが絶えないホットケーキで有名なイワタコーヒー店といった有名なお店や観光名所がたくさんありますが、とにかくいつも道全体が混んでいます。

お寺や八幡宮をめぐり、せっかく心も広く洗われたのに、人ごみを通るのは気が引けますね。

そこで若宮大路を通り、少し気持ちに余裕を持ちながら鎌倉散策をしてみるのも良い方法なのです。

若宮大路にもおみやげ屋さんや美味しいものを売っている場所はたくさんあります。

鳩サブレーで有名な老舗風情たっぷりの豊島屋本店もこの道沿いにありますし、小さなお饅頭やアイスを食べ歩きするのも、空いている道ならではの楽しみ方です。

少しでもストレスのない観光を心がけましょう

何より人にぶつかることもなくまっすぐな道を歩くのは気持ちがいいもの。友達や彼氏と一緒なら、会話も弾み、なおさら楽しい気分になること間違いなしです。

特に土日や休日の観光は、人混みは避けられません。

少しでもストレスのかからない行動をするのも、楽しい1日を過ごす秘訣でもあるのです。

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鎌倉に来たら乗らなければ損!江ノ電で出発

楽しい若宮大路を抜けて右に曲がると鎌倉駅に戻ってきます。

ここで鎌倉名物の江ノ島電鉄に乗ってみましょう。

江ノ島電鉄は明治三十三年に創立され、のちの四十三年に藤沢~鎌倉(当時は小町と呼ばれていました)間で開業ました。

江ノ電にゆられてどこまでも

鎌倉から藤沢まではかなりの距離がありますが、一駅ずつはさほど長い時間がかからないので、歩いて移動することも可能です。

しかし、せっかく鎌倉に来たのだから、乗らないわけにはいきません。どこかレトロな印象の車内は可愛らしく、現実を忘れさせてくれます。

車両はたったの二両!

江ノ電の車両は二両しかありません。

とても小さな電車なので、鎌倉駅から乗るときは大変混雑することが多いです。

しかも東京の真ん中ほど頻繁にやってくるわけでもないので、ここは、やや無理をしてでも来たならばすぐに乗れるようにしておきましょう。

多くの文士が住んだ鎌倉が生んだ文学に触れましょう

鎌倉駅から2駅目、由比ヶ浜駅で下車しましょう。踏切を渡って道なりに行くと「鎌倉文学館前」の交差点に出ます。

また道なりに歩き、多くの木々に囲まれた鎌倉文学館の入り口に到着。

鎌倉文学館の歴史と風貌

鎌倉文学館は元々旧前田侯爵家の別邸を鎌倉市が寄贈を受け、文学館として活用している場所で、国の有形文化財にもなっています。

気品ある建物を堪能しながら展示を観覧しましょう。

常設展以外は期間によって様々な展示がされるので、興味のある人は足しげく通うと、毎回違った表情を見ることができるでしょう。

また、窓からは湘南の海を見渡すことも出来ます。

訪ねる際の注意点と美しい庭園

休館日は月曜日(開館している時もあります)、営業時間も、~16時半までなので、そこは電話番号を控えるなどして、事前に調べてから訪ねて行きましょう。

また、広い庭園はバラ園になっているので、バラが咲く季節に来ると本当に綺麗な庭の風景を楽しむこともできます。

鎌倉にはお寺だけではなく、本当にいろいろなところに美しい風景、景色が存在するのです。

名所巡りの締めくくりはロマンチックな海岸で!

様々な名所を巡った鎌倉の旅もそろそろ終わりに近づいてきました。

これだけでは物足りない!という方もいるかもしれませんね。

名所を避けてでも行く理由

本来なら、霊水「銭洗水」が湧くという銭洗弁天宇賀福神社や、大仏で有名な長谷寺、ちょっとしたハイキングコースを楽しむ源氏山といった、まだまだ有名な定番スポットもあります。

お寺や神社、ちょっと堅苦しい文学の世界に触れただけでは疲れてしまう方もいるかもしれませんが、鎌倉駅から時間をゆったり見て回るのなら、このルートは本当にオススメです。

自然と触れ合う大きな海へ!

そこで最後はリフレッシュのために海岸を訪れましょう。江ノ電の長谷駅から歩いて10分ほどにある鎌倉で一番美しい海岸、由比ヶ浜へ行ってみましょう。

由比ヶ浜は約1キロあり、鎌倉から歩いていくこともできますが、長谷駅側から入り、由比ヶ浜駅まで歩くのがオススメです。

ここは景色が非常によく、空も海も大きく見渡すことができるので、ついつい長居してしまいます。

昼間に訪れても美しいですが、晴れた日の夕方~日没までの間、夕焼けの景色は神がかっていて本当に美しいです。

写真を撮るときは、片瀬江の島方面に向かうより、逗子マリーナの方をバックにすると夜は光って見えて綺麗ですよ。

たくさんの親子連れやご夫婦、もちろんカップルもいて、各々にその景色や風を楽しんでいる姿は素敵です。

ほんのりとピンクがかった風景の中、彼氏とデートに行った際は接近するチャンス大!

由比ヶ浜からは、また江ノ電に乗って鎌倉駅まで戻ることができます。

その気になれば江ノ電から外れた商店街を通って歩いてもいけるので、時間に余裕がある場合は夜のお散歩をしてみるのも楽しみの一つです。

鎌倉幸せスポット・日帰り旅を終えて…

いかがだったでしょうか?

今回の旅は、鶴岡八幡宮以外は、あまりメジャーなところは回りませんが、それぞれに大きな個性がある場所で、いつもとは違う新しい鎌倉を発見できると思います。

お土産を買ったり、並んで大仏を見たりするのも楽しいとは思いますが、日常では感じることのできない心が洗われる体験・経験や、自然に触れることこそ、気分が幸せになれる近道なのではないでしょうか。

みなさんの鎌倉日帰り旅の参考になればとても嬉しいです。

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