会話のない夫婦ってヤバい?良い無言と悪い無言の違いをチェック
夫婦として同じ家に一緒に過ごしているのに、あいさつや必要最低限の事務的な会話以外、ほとんどパートナーと会話をしない…。こんな状況が続くと、ちょっと「ヤバいかも」という気になりますよね。
会話がないのも夫婦の形の一つではありますが、楽しい会話ができないのは、夫婦として破綻気味とも言えます。
夫婦の会話がないのは、どのくらいヤバいのでしょうか?会話がない状況が「ヤバい」場合と、「別にヤバくない」場合の2つをチェックしていきます。
目次
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別にヤバくはない。会話がなくても大丈夫な夫婦
「夫婦でこんなに会話がないのは大丈夫なの?」と心配になるくらい、パートナーとの会話がないことってありますよね。ですが、会話だけが夫婦の繋がりの全てではありません。
会話がなくても大丈夫な夫婦には、こんな傾向があります。
会話がなくても伝わる
会話とは本来、言いたいことを相手に伝えるために交わすものです。しかし、一生を添い遂げると誓い合った夫婦なら、言葉がなくても言いたいことが伝わりやすいです。
会話がないのは仲が悪いからではなく、単に会話の必要性がないから。目を見ただけで相手の意図を察することができる、相手の考えそうなことが分かる…熟年夫婦のサインです。
もし会話しなくても意思の疎通ができるのであれば、会話がないからと言って心配する必要はありません。むしろ夫婦として絆が深いと言って良いでしょう。
特に話すべきことがない
長年寄り添った相手だと、出会った当初と比べれば会話のネタが減ってきますよね。わざわざ質問したいこともありませんし、話し尽くしてしまった感があります。
お互いのことを知り尽くして、特に新たな会話を必要としないのは、全然悪いことではありません。
むしろ、何度も同じ会話を繰り返すよりは、一度交わした会話を覚えているんだなと実感できることです。「今さら話すことじゃないな」「この話はすでに知ってるよね」こう思えるのは、夫婦ならではの魅力でもあります。
会話以外での愛情表現がある
夫婦がお互いの絆を深め合う手段は、何も会話だけではありません。
- 同じ部屋で過ごす
- 一緒に食事をする
- 同じものを見聞きする
- 適度なスキンシップがある
こんな愛情表現があるなら、会話なんてなくても問題はなし。
無言で愛情表現ができるのは、上辺だけの言葉よりも遥かに価値あるものです。「会話はないけど一緒に過ごす」「無言のまま一緒に出掛けられる」はヤバいどころか、信頼の証。
「会話がない」ことだけで焦らず、会話以外で愛情表現をしていないか、よく振り返ってみてください。
穏やかで緊張せず過ごせる
親しくない相手と過ごすとき、無言の空間にいたたまれなくなることがありますよね。もしそれが、結婚相手とならどうでしょうか?パートナーと無言の空間にいて気まずくなりますか?
無言のまま穏やかに過ごせる相手なら、それはお互いが心を許し合っている証拠。「何か話さなきゃ」と緊張することがないのは、あなたとパートナーが信頼しあっているからです。
気を使わない・リラックスできる相手はそうそういません。それが結婚相手なんだとしたら、会話なんてなくても立派に夫婦として成り立っていますよ。
お互いにプライベートを確保している
会話がない理由は、ただ単に夫婦がお互いのプライベートを重視しているから。こんなケースの夫婦は、会話がないからと言って夫婦関係の破たんを心配する必要はありません。
プライベートを重視するのは大切ですし、無理に会話を増やそうと干渉すれば、余計に夫婦関係が悪くなることも。
夫婦と言えども一人の人間同士なわけですから、一人になる時間は必要です。プライベートを重視できる関係なら、夫婦として程よく息抜きしながら、無理のない関係を築いていけるでしょう。
必要な場面なら普通に会話する
普段はめっきり会話をしないけれど、必要なときにはしっかり会話に応じる…こんなタイプの夫婦なら、全く問題ではありません。
- 必要だと思い立ったらすぐ話しかけられる
- ギスギスした感じはなく、普通に会話できる
- お互いが真剣に相手の話に耳を傾けられる
こんな調子であれば、普段の会話がなくても大丈夫。会話の回数は無理に増やすものではありませんから、必要なときに気持ちよく話せたら十分。
逆に「話しかけなきゃ。緊張するな」「どうやって会話してたっけ?」となるようであれば、ちょっと夫婦として危機感が伴います。
男性は会話を重視しない
脳のつくりからして男女は違います。会話に対する重要度もそう。男性は女性と比べると、コミュニケーションツールとして会話を採用することは少ないのです。
- 口下手でお喋りが好きじゃない
- 妻の言葉を独り言だと思い込んでいる
- 誰かに話すより一人で考えたい
- 会話以外のコミュニケーションを大切にしている
つまり「会話がない」ことで焦るのは、女性である妻が圧倒的。夫にとっては夫婦間の会話がなくても、何も問題はないと考えられることが多いのです。
ちょっとしたすれ違いですが、妻が「会話がない。ヤバい」と焦っている間にも、夫は普段通り妻に愛情を持って接しています。もともとお喋りな性格でない限りは、夫との会話が減っても焦らなくて大丈夫ですよ。
会話がないのがヤバい夫婦の傾向。子どもへの影響も
夫婦間の会話がないのは、時と場合によって深刻度が変わります。あまりに会話なしだと仮面夫婦になり、最終的に離婚の危機も迫ります…。
会話がない夫婦で「ヤバい状況」に陥っているのは、次のようなパターンです。
相手への気持ちが冷めている
夫婦の会話がないのは、パートナーへの気持ちが冷めてしまっているのが理由かもしれません。
- 会話が続かない
- 進んで話しかけようとしない
- 会話をすると嫌そうな顔をする
こんな傾向が見られるのは、気持ちが冷めている可能性が高いです。気持ちが冷めて会話がなくなると、夫婦としての関係は破たんしています。
ただ一緒に住んでいるだけの仮面夫婦になれば、家族として楽しく過ごせないどころか、浮気や不倫のリスクが高まり、離婚に発展する可能性も出てきます。
楽しくないから会話したくない
もしも夫婦間で会話が減っている原因が、「話が楽しくないから」という理由なら要警戒です。
- 返事がつまらない
- ノリが合わない
- 話を聞きたくないor聞かせたくない
こんな理由で会話を避けているのは、夫婦として関係が悪化している証拠。会話を楽しめない夫婦は、一緒にいることが苦になるのも秒読みです。
むしろ、会話を避けること自体が「一緒にいたくない」という気持ちの表れだということも。自然と会話がなくなるのではなく、意図的に会話の数を減らしているのなら、夫婦として危惧すべき状況。
夫婦同士で避けている
同じ家に住んでいるのにもかかわらず、会話数が減っている…これは夫婦のどちらかが、パートナーを避けている可能性があります。
- 浮気や不倫
- 抱えている不満
- 後ろめたい隠し事
もしも一方的に会話を減らされるようなら、これらの可能性を疑っても良いでしょう。相手を避けるために会話が減っているなら、離婚に発展する理由が隠されていることが多いです。
実際、会話が減ったことを理由に相手を調べて、浮気や不倫が発覚するケースも…。会話がない理由を見つけた途端に、離婚沙汰に転がることもあります。
二人の繋がりが子どもしかない
会話がなくても他の形でコミュニケーションが取れるのなら問題ありません。しかしそれもなく、二人が一緒にいる理由が「子ども」しか見つからないのであれば…夫婦としては危険。
もし子どもが夫婦二人を繋ぎとめているのなら、子どもが大きくなれば離婚の話が持ち上がります。「あの子が卒業したら」「あの子が成人したら」なんて話も出てきます。
子どもだけで繋がった夫婦は、子どもを媒介にしないとコミュニケーションが取れませんし、信頼や愛情も薄れていくばかりです。子どもが板挟みになって窮屈な思いをすることもあり、よろしくありません。
子どもに悪影響が及んでいる
夫婦の不仲は子どもに悪影響を及ぼしやすいです。また、子どもは大人が思っている以上に、両親の不仲を敏感に察しています。
もしも夫婦の会話がないことが子どもに悪影響を及ぼしているなら、夫婦仲が良くないサインです。
仲良し夫婦に会話がないのは穏やかですが、険悪夫婦に会話がないのはギスギスしています。それを感じ取った子どもは
- 両親に甘えられなくなる
- 両親の話を外でしなくなる
- 家族に気を使うようになる
- 愛情を感じられなくなる
こんな兆候を見せ始めます。子どもがいるのに夫婦の会話がない場合は、夫婦間のトラブルはもちろんですが、子どもの人生に悪影響を及ぼすことも危惧してください。
悪い意味で無言が続くなら要注意。すれ違ってないか要確認
夫婦の形は夫婦の数だけありますから、会話がないことが一概にまずいことだとは言えません。ただし
- 仲が悪くて会話が減っている
- 相手への不満から会話を避けている
- 子どもに悪影響を与えている
こんな悪い意味で会話がなくなっているのであれば、夫婦としての関係性を見直した方が良いかもしれません。
一度腹を割って話してみると、すれ違いの原因が分かって、会話のやり方も改められるでしょう。
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