読書好き文学男子を唸らせる!話が盛り上がるおすすめ小説
男女に関わらず、読書って良いですよね。
読書の中では誰にでもなれるし、どこにでもいける。
イマジネーションだけが読書に必要なスキルで、それさえあれば、誰でも楽しめる、素晴らしい趣味です。
そんな読書が好きな女性って、世間的にどう見られているでしょうか?
今回は読書好きな女子が、その素敵な趣味を利用して素敵な恋を出来るようにちょっとしたアドバイスをしていきます。
お気に入りの本と一緒に、素敵な恋もゲットしちゃいましょう!
目次
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読書好き女子に対する男子の評価ってどうなってるの?
そもそも、読書好きの女の子って、男子はどう思っているんでしょうか?まずは、そこが気になる!って人もいますよね。
実は……ちょっとだけ、読書好きのような大人しい趣味って、男性受けが悪いんです。
一見大人しくて知的なイメージのある、読書好きの女子は、男性受けが良さそうに思えます。
ところが、男性は「自分と一緒に楽しめる趣味を持つ女の子」の方を好む、という統計が出ています。
例えば、サッカーが好きな男性だとサッカー好きの女性となら、一緒にスタジアムに観戦に行ける。
といった具合に、「行動を共に出来る」趣味を持っている人の方が男性は好きな傾向があるようなのです。
「じゃあ…やっぱり、読書好きみたいな地味な女って恋愛ダメなんじゃないの…?」って落ち込む人も多いかもしれません。
確かに、一般的な男性の「女性に求める趣味」の中には「読書」は入ってないかもしれません。
ですが、これが「読書好きな男性」ならどうでしょうか?
当たり前の話ですが、男性にも読書が大好きという方はたくさんいます。
もし、あなたが読書好きの女子であるならば、狙うのはそういう男性、ということになる訳です。
本ならなんでもOKという訳にはいきません
ただ、読書好きの男性、と言っても、何の本でも良い、という訳ではありません。
そこには、好きな作家さんなどによる、読書の趣味の違い。
つまり、その男性の性格的な傾向や好みなどが、どうしてもあなたとの恋愛に影響を与えてきます。
そんな訳で、次項からはこんな本を読む人はこうやって攻めろ!といったような、読書の傾向別の男性へのアプローチの仕方を紹介していきます。
あなたが好きな傾向のある作家さんに近い人を見つけて、自分なりの攻め方を考えてみてください。
世界的大作家「ハルキ・ムラカミ」のファンは沢山います!
毎年、ノーベル文学賞の候補にノミネートされていると報道される、村上春樹さん。
国民的に支持されている、日本が誇る作家さんといっても過言ではありませんよね。
『海辺のカフカ』や『1Q84』などは、著名人が読んでいる事を話して、かなり話題にもなりました。
「え…今更村上春樹さん…?そんなミーハーな物、誰でも読んでるのを売りになんて出来るの?」
と、思う人も多いかもしれませんね。
確かに、近年のちょっとしたフィーバーになっている話題作は少しミーハーなところがあるかもしれません。
しかし、あなたの周りで、そういった話題作以外の村上春樹作品を読んでいる方がどのくらいいらっしゃるでしょうか?
俗に「ハルキスト」と呼ばれている「村上春樹好き」の人達(この俗称は、村上さんご本人が「村上主義者」と呼称して欲しいとサイトで呼びかけていました)は、これらの話題作も勿論お好きですが。
まだ昭和の時代に発表された作品や、エッセイなど、村上春樹さんの「隠れた名作」を猛烈に好きな人はたくさんいるんです。
何点かピックアップするので、読んでみてください。
初期三部作とその続編
- 『風の歌を聴け』
- 『1973年のピンボール』
- 『羊をめぐる冒険』
- 『ダンス・ダンス・ダンス』
上記の作品は「初期三部作」と呼ばれる作品群と、その続編です。
主役の「僕」(名前が明かされていません)のありきたりの青春を描いた、村上さんのデビュー作の『風の歌を聴け』。
今でも「村上主義者」の人の中では「この作品こそベスト」と呼ぶ人もたくさんいます。
「村上主義者」の方なら「初期三部作」という言い方は、当然の知識ですが、一般の人にとってはこの言い方も知りません。
ですので、この呼び方を知っているだけでも「村上主義者」の方にとっては「お?この子知ってるなあ」って感心してくれますよ。
『1973年のピンボール』は、『風の歌を聴け』と同様の主人公の青春を描いた作品ですが、『羊をめぐる冒険』から、少し趣きが変わってきます。
後の村上作品に通じるような、「少しファンタジー要素のある」作品になっていくのです。
『ダンス・ダンス・ダンス』は『羊をめぐる冒険』から何年か後の作品で。
「僕」が主人公のシリーズの完結編として作られています。
こちらも、「少しファンタジー要素のある」作品の傾向は強く、村上さんの作品の中でもこの作品がベストという人も数多くいます。
『村上朝日堂』シリーズ
こちらは、村上さんが実は結構たくさん書いてる(あまり知られていませんが)の、初期の傑作シリーズです。
結構、このエッセイのシリーズを読んでいると、村上さんが思っているよりもお茶目な一面を持っている事が分かると思います。
村上さんが好きな食べ物に関する話など、物凄く気軽に読めるエッセイの傑作といって良いでしょう。
こちらも「村上主義者」の方々には当たり前に知られているシリーズですが、あまり知名度が高くはありません。
知っている事で、村上ファンの男性から「わ、君、村上朝日堂知ってるの?」と会話が弾むことでしょう。
『村上朝日堂』シリーズは、最初の1冊から、以下のシリーズがあります。
- 『村上朝日堂の逆襲』
- 『村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる』
- 『うずまき猫のみつけかた―村上朝日堂ジャーナル』
- 『村上朝日堂はいかにして鍛えられたか』
それぞれ、新潮社さんから文庫本が出ているので、大きい本屋さんなら大体置いてあるので、手に入れるのもそう難しくないと思います。
長くて固いイメージのある村上さんの長編小説よりかは、かなりライトな読み応えなので、村上作品のとっかかりとしては、もしかしたら最上かもしれません。
「村上主義者」の男性に対する攻略法とは?
少し作品をあげましたが、勿論、上記だけを読んでいれば良い、という訳ではありません。
『ねじまき鳥クロニクル』や『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』、映画化などで有名な『ノルウェイの森』も根強い人気がありますので、抑えておいた方が良いでしょう。
村上春樹さんを物凄く好きな男性の傾向としては、作品の主人公達がそうであるように「孤独でも平気」というところが強いかもしれません。
あなたが気になるあの人が、もし村上春樹さんを好きな作家としているなら、その「孤独」を理解してあげると良いかもしれません。
でも、誰でも「孤独」を本当に好き、という訳ではない筈。
あなたという理解者を得た事で「孤独でも平気だけれど、大事な彼女がいる」という状況に安心してくれるかもしれません。
村上春樹という共通項をとっかかりにして、何とか彼の心に寄り添うようなアタックをかけてみましょう。
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ノンフィクションの大御所「沢木耕太郎」は男のロマン?
次に紹介するのは、『深夜特急』が根強い人気を博している「沢木耕太郎」さんです。
ノンフィクション作家として名を馳せている沢木さん。
沢木さんのネタで押えておく必要があるのは、何と言っても『深夜特急』です。
『深夜特急』は、沢木さんが26歳の時に、様々なしがらみを一旦捨てて、香港からイギリスのロンドンまでの旅に出た様子を描いた、紀行物です。
今でいう「バックパッカー」的な旅のバイブルとなっています。
この大いなるロマン溢れる旅に、憧れる男性はたくさんいます。
どんな冒険小説や、チャンバラが激しい時代小説よりも、この『深夜特急』を読むとテンションが上がるという男性は多いのです。
この作品を元にして、「進め!電波少年」では、猿岩石が同じルートをヒッチハイクで旅していた事を覚えている人も多いかもしれません。
ですが、出来ればこの本を合わせてチェックして欲しいのが『劇的紀行深夜特急』という、ドラマです。
1996年から1998年の間に、毎年一本ずつ制作されて、計3本が作られました。
主演は大沢たかおさんで、ヒロインとして松嶋奈々子さんも出演されています。
原作も人気の高い作品ですが、このドラマを見て、旅に出たという人もたくさんいます。
原作を全て読みつつ、このドラマ版をチェックしておくことで、『深夜特急』ファンの男性と話が弾む可能性は高くなりますよ。
現在は、DVDがレンタル屋さんで並んでいる時もありますし、ネットの通販で購入する事も出来ますので、探してみてください。
『深夜特急』以外に押えたい作品は?
流石に『深夜特急』だけでは、にわかなファンと思われるかもしれないので、沢木さんの作品としては『一瞬の夏』辺りを押えておくと良いでしょう。
こちらは、とあるボクサーの復帰をかけた一戦に関わった沢木さんの様子が描かれている、傑作ノンフィクションです。
復帰にかける様々な男達の情熱が見事に描かれている事で、この作品を沢木さんのベスト、とする人も多くいます。
『深夜特急』もそうですが、沢木さんの魅力は読む人の「男のロマン」を刺激する事でしょう。
あなたが、これらの作品を読んで、その「男のロマン」に共感している事を知れば、男性はあなたに一目置く事になるでしょう。
最近は草食系男子などという、少しなよっとしたタイプの人種が増えていますが、沢木さんファンの男性は、心の中にそうした熱い思いや、情熱のような物を求める人が多いかもしれません。
草食系男子に物足りなさを感じる女性には、情熱的な沢木さんファンの男性は良いかもしれませんね。
もし、沢木さんの上記の2作品を読んで気に入ったなら、『チェーンスモーキング』や『人の砂漠』などの、沢木さんのルポルタージュ的な短編集をチェックしておくと良いでしょう。
沢木さんファンというか『深夜特急』ファンは、『深夜特急』だけ、という人も多いので、あまり色々な作品を無理して読む必要はありません。
ですが、逆にあなたが沢木さんの他の作品に触れている事を知ったら、更にあなたを見る目が変わるかもしれません。
読書が趣味な男性と出会ったら、「沢木さんは、他のノンフィクション作品も良いんですよ!」などという会話にもっていくのもありだと思います!
サブカル系男子に人気!大槻ケンヂという変化球
さあ、最後に紹介する作家さんは『大槻ケンヂ』さんです。
ミュージシャンとしての彼を知っている方も多いかもしれませんね。
最近では、アニメ作品の主題歌なども歌っているので、アニメファンの女性なら、大槻さんの事を知っている人も多いかもしれません。
ですが、ミュージシャンとしての彼よりも、彼のある部分を好きな男性は実は結構います。
それが「作家“大槻ケンヂ”」なのです!
大槻さんが所属するグループ「筋肉少女帯」を好きな男性は、少し変わった人も多いかもしれませんが、もしあなたの憧れのあの人が大槻さん好きだったら?
実は、この作家さんを好きというのは、意外な武器になるかもしれないのです!
『グミ・チョコレート・パイン』シリーズ
大槻ケンヂさんと言えば「筋肉少女帯」で歌う「元祖?木ブー伝説」など、コミカルとも取れる一風変わった歌詞の歌で有名です。
しかし、実は結構作家としての実績も残しているのです。
彼を作家として有名にした作品は色々とありますが、『グミ・チョコレート・パイン』シリーズもその一つです。
漫画化したり、映画化したりと、様々なメディアで取り上げられているので、大槻さんの原作と知らずにご存知の方も多いかもしれません。
この作品を一言でいうと「モテない男の青春物語」といったところでしょうか?
内容的にはあまり女性向きではないかもしれませんが、モテない男の心理描写としての表現が多いので、女性としては、別の意味でびっくりするかもしれません。
「男性ってリアルにこんな事考えているの?」
などと引いてしまうかもしれませんが、これも一つの青春の形として受け入れれば実に楽しい青春物語に見えるかもしれません。
この小説は、大槻さんの自伝的な意味合いもあり、主人公は音楽活動で自分の人生を変えていこうと躍起になったりします。
けして格好良いとは言えない主人公の生き方に、だからこそ共感出来る男性も多いかもしれません。
大槻作品の真骨頂はエッセイにあり!
大槻さんの作家としての魅力はエッセイというジャンルの方が発揮されているかもしれません。
『神菜、頭をよくしてあげよう』や『人として軸がブレている』、『オーケンの、このエッセイは手書きです』など、名作と言われるエッセイ集を出しています。
読書を普段慣れている人であれば、大槻さんのエッセイは数時間で読み終えてしまう人も多いかもしれません。
それほど、大槻さんのエッセイは読みやすく、電車の中でうっかり読んでいると大笑いしてしまうぐらい面白い話がたくさん載っています。
読書が好きな男性に、是非話を降ってみてください。
気軽にお話を楽しんでみてはいかがでしょうか?
大槻ケンヂ好きの攻略法とは?
さて、大槻さんの作家としての魅力を書いてきましたが、これを恋愛に使うにはどうすれば良いのでしょうか?
もし、自分の趣味が読書である事をいう機会があったら、「好きな作家さんに大槻ケンヂさんがいます!」と公言してみましょう。
ただ、もしかしたら、大槻さんを好きな人がその場にいない可能性も十分にあります。
ですが、最初にも書きましたが、こう公言することは恋愛的にはもしかしたら大きな武器になるかもしれないのです。
と、いうのも大槻さん好きの男子は、周りにあまり同じ趣味の人がいない事が多いのです。
普通のアニメや漫画などなら、好きな事を公言しても、「あ、俺それ知ってる」って事も多々あります。
ですが、大槻さんの作品を読んでいる人が自分の周りにいた事がほとんどない、という男性の声は結構耳にします。
そこにあなたが「私は大槻さんを知っている。というか寧ろ大好きだ」と言ったらどうでしょう?
その男性は、あなたの事を「女神さまだ!」と思うかもしれません。
大げさかもしれませんが、最低でも「俺と同じものを好きな女がいた!」とあなたに興味を持ってくれる可能性が高まります。
それぐらい大槻さんのファンは同士に飢えています。
読書好き女子は作家さんの知識で男子のハートをゲット出来る!
様々な作家さんがいる中で、アプローチによっては、恋愛の大きな武器になる方を3人紹介しました。
勿論、どんな作家さんのファンも世の中にはたくさんいる訳です。
あなたの好きな作家さんを公言した時、もしかしたら、それに同調してくれたり、話が弾んだりする事があるかもしれません。
自分が好きな事を無理に隠す必要はありません。
最後に、自信を持って、自分の好きな事はオープンにしていく事をお勧めしておきます。
普通の女子は、外面などの女子力で恋愛に勝負するのかもしれません。
ですが、読書好き女子の一番の武器は、あなたのその知識という訳です。
あなたが知的な男性と良い恋愛を出来ることを何より祈っております。
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