玉の輿結婚は本当に幸せ?実はセレブ妻には苦労が絶えない!

結婚の心構え 2022.06.05

玉の輿=幸せと盲目的に信じ込んでいませんか?昔から女性には“永久就職”という選択肢がありますが、それは男性にとって一流企業に就職するようなもの。

玉の輿に乗れば親孝行になる、残りの人生で安心を得られる、ステイタスを味わえる、しかも女にしか無い特権…となれば多くの女性が玉の輿を夢見るのは当然です。しかしこのようなメリットがある一方で、玉の輿にはデメリットもたくさんあります。

今回は玉の輿を望む女性の為に、玉の輿結婚の現実をお見せします。後から後悔しないように、玉の輿の良い面と悪い面の両方を捉え、想定される苦労も覚悟した上で、本当に玉の輿に乗りたいか考えてみましょう。


スポンサーリンク

玉の輿結婚のメリットは?生活に安心とゆとりを与えてくれる

ネガティブなことを述べてしまいましたが、玉の輿結婚にはもちろんメリットもあります!昔から“金持ち喧嘩せず”と言いますが、まず夫婦がゆとりを持って生活出来ること、そして選択肢や自由が広がったり、将来の安心を得られることが大きなメリットです。

節約を頑張らなくても良い

夫婦が揉める原因の第1位は“お金”だそうです。結婚するととにかくお金が足りなくなります。

「大学生の頃の方が金持ちだった(笑)」なんていう既婚者も多いでしょう。節約を頑張ろうとすると、毎月財布からお金が出ていくのにピリピリしてしまいます。

すると夫婦喧嘩が起きやすくなるのです。電気をつけたままにしたり、趣味にお金を使っていることに対して、お互いに必要以上に腹が立ちます。

「そんなに怒らなくても良かったな」と後から思うようなことは、お金が無いストレスが原因だったりするのです。お金があれば喧嘩が無くなるとは言いませんが、喧嘩が減ることは確かでしょう。

美容や教育費にお金をかけられる

節約と言っても、生活する上で最優先となる食費や居住費はなかなか削れません。そこで削られがちになるのが美容費や教育費です。

スキンケアのグレードを下げたり、美容院に行く頻度を減らしたりすることは、ファッションやヘアメイクが好きな人にはかなりのストレスでしょう。

教育費だって出来ることなら削りたくありません。「人は皆、平等なのよ」と言いながら、自分の子供が将来有利になるように育てようとするのが親心です。

世間で難関と言われる大学の生徒は、保護者の所得が平均よりも高い傾向にあるそうです。教育費とはいわば、義務教育以外で受けさせる教育の費用。

お金に余裕が無ければ出せません。学歴が無くても成功している人はたくさんいますが、学歴がある人と無い人の違いは、セーフティーネットが有るか無いかです。

学歴は有るに越したことは無いでしょう。“所得の高い人の子供は良い教育を受け、平均より所得水準が高くなる”。

つまり格差が世代を超えて受け継がれていくのです。となれば、子供の教育費を惜しみたくないと思うのは自然なことですね。

老後の備えを心配しなくて良い

ネット上や誌面で見かける老後破綻、老人貧困などの文字。私たちの世代は年金すら貰えないかもしれないと言われている中で、老後の生活に不安を抱かないでいられる人は少ないはずです。

多くの女性が、玉の輿を狙うのも頷けますね。夫自身も財力がある上に、お金持ちは親もお金持ちである確率が高いので、嫁ぎ先すら安心ということになるからです。

娘が立派な家に嫁いでくれたら金銭面に関しては一安心、という母親も多いのではないでしょうか。

玉の輿結婚のデメリットは?精神的なダメージが大きい!

では玉の輿結婚のデメリットはどんなものでしょうか?色々ありますが、共通するのは精神的なダメージが大きいという事です。

高収入な男性は浮気に寛容な女性を好む

夢や目標を高く持ち、達成に向けて努力し続けられるバイタリティとサバイバルスキルを持っている…つまり男性としての能力が高い人ほど浮気に走りやすい傾向があります。“英雄、色を好む”というのはあながち外れていません。

さらにこのような男性は「男は浮気する生き物」とか「他の女が放っておかないくらいの男と付き合えて幸せだろ」というくらいに、開き直っていたりします。

当然浮気をしても悪びれた様子もなく、浮気に寛容であって欲しいと願っていたりするのです。下手したら、浮気を指摘すると逆切れされる可能性もあります。

収入と態度のデカさは比例する

態度がデカいのは自信の現れ、自信があるから成功しやすいのか、成功したから自信過剰になるのか…。鳥が先か卵が先か、みたいな話になってしまいますが、若い実業家や士業者で謙虚な人は少数でしょう。

相手の気持ちに寄り添える、という魅力なら普通の男性の方がはるかに持ち合わせているはずです。態度のデカさに限らず、理解できない拘りがあったり、妙な癖を持っていたり、“性格に難がある”人が多いように思います。

一言で言うと変わり者ですね。愛情さえあれば共同生活を送れるわけではありません。いくらあなたを愛していても、気難しい人と暮らせるでしょうか? 

高収入で優しく家庭的な男はいない

昔出会ったオーナー社長に「たまには休まないんですか?」と聞いた時の事です。「先月は頑張ったから、今月は少し休もう。今年は頑張ったから、来年は少し休もう。そうやって怠けた奴から競争社会で脱落していく」と、彼は答えました。

その人は365日寝る時間を削って働いていました。実務以外にも、接待の飲み会、ゴルフに付き合い、家にいても電話対応に追われ、空いた時間で数学の参考書を読み、「今更だけど、学生時代の勉強するのも役に立って面白いよ」と言っているような人でした。

彼はとても優秀でしたが、優秀な人の周りにはもっと優秀な人が集まっているものです。つまり、同じような価値観を持っているのは彼だけではないという事。

お金持ちと結婚したらどうなるでしょう?彼らのように“突っ走っている”男性が、果たして奥さんや子供に割く時間があるでしょうか?

社会に貢献して稼ぐ男と、優しく家庭的な夫&パパを両立することは難しいのです。

相手や相手実家になめられる

玉の輿とはそもそも、自分自身や家族が平凡である女性が、はるかに身分の高い男性と結婚して、自分の価値まで高まる事を指します。身分の高い者同士の結婚なら互角かもしれませんが、こちらの身分が低いとなると、どうしても相手や相手実家から舐められてしまいます。

“結婚した”ではなく、“結婚してあげた”という感じです。子育てに関しても夫のお世話に関しても、相手実家のやり方を押し付けられたり、自分の考えを述べづらくなります。

それでも玉の輿というステータスや安心感にしがみつくだろうと相手も高を括っているからでしょうか?事あるごとに強気に出てくるのです。

自分だけならともかく、自分の実母や家族を卑下されても心が耐えられるでしょうか?

同性からのやっかみやご近所付き合いなど人間関係のストレス

世の中、善い人ばかりではありません。あなたが玉の輿に乗ったと聞いて嫉妬し、意地悪をしてくる人もいるはずです。

または、同じく玉の輿に乗ったセレブ妻、つまり同レベルの女性からのやっかみも想定できます。ドラマに出てくるような“医者の妻同士の熾烈な戦い”は現実にもあるようです。

いくら金銭面のメリットがあっても、精神的な平穏が得られない日々…。それが本当に幸せと言えるのでしょうか?

スポンサーリンク

お金を失っても彼を愛せる?完璧な人はこの世にいない

お金持ちの男性の性格を否定するようなことばかり述べてきました。しかし、これは“お金持ち=女性を不幸にする”と言っているわけではありません。

この世に完璧な商品が無いように、完璧な人間などいないということです。どこかが秀でていれば、どこかが著しく劣っているのが人間です。

神様は私たちを皆、平均的に作ってくれているのです。だから金銭的に恵まれた男性や家に嫁ぐという事は、それなりの苦労や涙も受け入れる覚悟が必要なのです。

さらに金銭的メリットを失うというリスクも存在します。士業者であっても安定したお給料を稼げるとは限らないし、実業家なら経営している会社がダメになる事だってあり得ます。

そうでなくても、こちらがお小遣い制にされてしまったら玉の輿に乗るメリットが、根本から崩れてしまいますよね。色々な想定される事態を踏まえた上で、玉の輿に乗りたいかどうか考えるべきでしょう。

幸せな結婚生活に必要なのは、お金よりもあなたの覚悟!

玉の輿に乗りたい理由はもちろん金銭面のメリットがあるからですね。しかしお金に関してだけを言えば、“余裕を持てるお金”ではなく“食べていくのに困らないだけのお金”を押さえる方が賢明だと思います。

なぜなら「上を見ればキリが無いから」です。もっと綺麗になりたい、もっと子供に習い事をさせてやりたい、もっと自慢できる家にしたい、もっと家事を楽したい…。

欲求が満たされればもっとハードルを上げたくなるのが人の性です。しかし下はどうでしょう?

「これだけは避けたい!」と思うような不幸な事態というのは、決まりきったことではありませんか?明日食べるものが無い、子供の給食費が払えない、借金をする…それらは気分や時間軸によって左右されるものでは無く、不変のものです。

10人が10人、避けたいと思う不幸な事態でしょう。見上げればキリが無い曖昧なものより、半永久的に変わらないものをガイドラインにすべきです。

結婚という重大な決断に至ってはなおさらでしょう。そして一度決めたら貫き通すことも大事。

辛いことや悲しいことがあっても、選んだ道に責任を持ち、出来る限り楽しめるよう努力することが大切です。玉の輿婚でもそうでなくても、「自分は幸せになる」というあなたの覚悟が、幸せな結婚には最も必要だと思うからです。

スポンサーリンク

関連記事