実際に受けたご相談
- 恋愛編
2015.10.19
傷ついた同性愛者の誰にも言えない恋愛相談で見えた問題の本質

こんにちは。
ルーナなんば店の阿部です。
占い館に座っていると年齢も性別も様々な方々が訪れます。
セクシャルマイノリティーの方もたくさん鑑定してきました。
先月のこと。
Sさん(20代 女性)が恋愛の悩み相談にいらっしゃいました。
うつむきながら
「恋愛運をみてほしいんです」
と言ったあと
おずおずとうつむいたまま声を震わせ、
「……同性愛者でも占ってもらえますか?」
Sさんはレズビアン。
恋愛対象は同じ女性です。
即答。
「同性愛者も占いますよ」
そう答えた時の
「こういう相談は受け付けてもらえないと思ってました」
というSさんの驚きの表情と言葉が今も脳裏に焼きついています。
Sさんの状況をカラーカードで展開してみると、未来に彼女が出来ると出ました。
過去には、身をえぐられるような闘いをしてきたと出ています。
現在の状況として出たのは「中立」
社会に馴染もうと必死に本来の自分を抑えつけている姿がカードから浮かび上がりました。
だけど、身近には仲間がたくさん居ると出ているのです。
過去と現在、それから未来への流れをお伝えすると、
Sさんの目から涙が溢れ出しました。
たくさん、たくさん話し始めました。
学生の頃に勇気を振り絞って好きな女の子に告白したら気持ち悪がられ、それまで仲良かった女友達も離れていってしまったそうです。
学校では噂の的になりイジメにも発展したそう。
「怖くて誰にも相談出来なかったんです」
彼女はとても傷つき、「同性を好きになってはいけない。軽蔑される。社会に馴染めない」と必死に男性を好きになろうとしてきたそうです。
でも、好きな女性が出来た。
出来てしまったのだと彼女は泣くのです。
女性が好きだから、好きな女性が出来る。
ごく当たりまえで普通のことです。
泣く必要はありません。
エロスオラクルカードを1枚引いていただくと
『避けられない運命』を意味するカードが出ました。
人生を操っているのは誰?
カードは問いかけます。
さきほどのカラーカード占いの結果とあわせて
じっくりとお話しました。
今一番の課題は、同性を好きな自分を責めないこと。
そんな風に占いつつカウンセリングもしていると
いつのまにか涙は止まり、
「先生にお話したら勇気が湧いてきました。私は生きてても良いんですね」
私の目をしっかり見て少し笑顔。
なにか大切なことに気づかれたようでした。
その後、好きな女性に告白して振られたそうですが
「ビアンの集まるバーに行って同じ想いを持つ友達が出来ました」
と満面の笑みでご報告にいらっしゃいました。
すごい行動力∑(゜Д゜)←私。
「先生にみてもらった通り、仲間がたくさんいました」
Sさんは笑っていました。
今度は私が涙する番でした。
いっしょに喜びました。
これからですね。
始まり。
それでね、2回目にいらした時にはカラーセラピーをご希望くださってご自身を客観的に見るお手伝いをしました。
前回は話しきれなかった過去のこともたくさん、溜め込んだ気持ちを吐き出してくださいました。
「スッキリしました」
初めて会った日のうつむく泣き顔とは全くの別人。
笑顔。
笑顔で、またお話聞いてくださいね、と軽やかに立ち去っていかれました。
ネットや雑誌なんかでは男女間の恋愛を占うものばかり。
占い館に行っても門前払いを受けるか、男性を好きになりなさいと説教されるのだと思っていたとか。
安心してください。
占います。
最近はLGBTという言葉がずいぶん広まったように思います。
LGBTとは、レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(性同一性障害)の頭文字をとった総称のことです。
そのほかにも、自分を男女どちらとも思わないXジェンダー、誰にも性的感情が湧かないアセクシュアルなども含むと性的少数者(セクシャルマイノリティー)と呼ばれています。
恋愛についても生き方についても
これが正解 とかは無いと思っています。
同じ人間はひとりもいません。
私の好きな言葉をひとつ挙げますね。
あなたは、あなたでいい。
人間ひとりとしてこれからもクライアントさんひとりひとりに向き合い、心と日常と現実に寄り添ったセッションをしていきますね。
うひゃー。長くなってしまった。
読んでくださってありがとうございます。
あなたがあなたとして生きられますように。
ルーナなんば店の阿部です。
占い館に座っていると年齢も性別も様々な方々が訪れます。
セクシャルマイノリティーの方もたくさん鑑定してきました。
先月のこと。
Sさん(20代 女性)が恋愛の悩み相談にいらっしゃいました。
うつむきながら
「恋愛運をみてほしいんです」
と言ったあと
おずおずとうつむいたまま声を震わせ、
「……同性愛者でも占ってもらえますか?」
Sさんはレズビアン。
恋愛対象は同じ女性です。
即答。
「同性愛者も占いますよ」
そう答えた時の
「こういう相談は受け付けてもらえないと思ってました」
というSさんの驚きの表情と言葉が今も脳裏に焼きついています。

Sさんの状況をカラーカードで展開してみると、未来に彼女が出来ると出ました。
過去には、身をえぐられるような闘いをしてきたと出ています。
現在の状況として出たのは「中立」
社会に馴染もうと必死に本来の自分を抑えつけている姿がカードから浮かび上がりました。
だけど、身近には仲間がたくさん居ると出ているのです。
過去と現在、それから未来への流れをお伝えすると、
Sさんの目から涙が溢れ出しました。
たくさん、たくさん話し始めました。
学生の頃に勇気を振り絞って好きな女の子に告白したら気持ち悪がられ、それまで仲良かった女友達も離れていってしまったそうです。
学校では噂の的になりイジメにも発展したそう。
「怖くて誰にも相談出来なかったんです」
彼女はとても傷つき、「同性を好きになってはいけない。軽蔑される。社会に馴染めない」と必死に男性を好きになろうとしてきたそうです。
でも、好きな女性が出来た。
出来てしまったのだと彼女は泣くのです。
女性が好きだから、好きな女性が出来る。
ごく当たりまえで普通のことです。
泣く必要はありません。
エロスオラクルカードを1枚引いていただくと

『避けられない運命』を意味するカードが出ました。
人生を操っているのは誰?
カードは問いかけます。
さきほどのカラーカード占いの結果とあわせて
じっくりとお話しました。
今一番の課題は、同性を好きな自分を責めないこと。
そんな風に占いつつカウンセリングもしていると
いつのまにか涙は止まり、
「先生にお話したら勇気が湧いてきました。私は生きてても良いんですね」
私の目をしっかり見て少し笑顔。
なにか大切なことに気づかれたようでした。
その後、好きな女性に告白して振られたそうですが
「ビアンの集まるバーに行って同じ想いを持つ友達が出来ました」
と満面の笑みでご報告にいらっしゃいました。
すごい行動力∑(゜Д゜)←私。
「先生にみてもらった通り、仲間がたくさんいました」
Sさんは笑っていました。
今度は私が涙する番でした。
いっしょに喜びました。
これからですね。
始まり。
それでね、2回目にいらした時にはカラーセラピーをご希望くださってご自身を客観的に見るお手伝いをしました。
前回は話しきれなかった過去のこともたくさん、溜め込んだ気持ちを吐き出してくださいました。
「スッキリしました」
初めて会った日のうつむく泣き顔とは全くの別人。
笑顔。
笑顔で、またお話聞いてくださいね、と軽やかに立ち去っていかれました。
ネットや雑誌なんかでは男女間の恋愛を占うものばかり。
占い館に行っても門前払いを受けるか、男性を好きになりなさいと説教されるのだと思っていたとか。
安心してください。
占います。
最近はLGBTという言葉がずいぶん広まったように思います。
LGBTとは、レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(性同一性障害)の頭文字をとった総称のことです。
そのほかにも、自分を男女どちらとも思わないXジェンダー、誰にも性的感情が湧かないアセクシュアルなども含むと性的少数者(セクシャルマイノリティー)と呼ばれています。
恋愛についても生き方についても
これが正解 とかは無いと思っています。
同じ人間はひとりもいません。
私の好きな言葉をひとつ挙げますね。
みんなちがって、みんないい
金子みすゞ
「わたしと小鳥と鈴と」より
あなたは、あなたでいい。
人間ひとりとしてこれからもクライアントさんひとりひとりに向き合い、心と日常と現実に寄り添ったセッションをしていきますね。
うひゃー。長くなってしまった。
読んでくださってありがとうございます。
あなたがあなたとして生きられますように。