占い師の開運ブログ
- 精神性編
2023.9.12
おばあちゃん
こんにちは、鴨海舟です。
ようやく少しずつではありますが、朝晩過ごし易くなって来ましたね♪
さてさて、今回も目に見えないチカラを感じられるお話しを紹介させて頂きます。
今回は手前味噌で恐縮ですが、私の「おばあちゃんの話」です。
私の父方の祖母の家系は霊感が強い方だった様なのですが、私の母はそんな霊感の強い義母の言動にしばしば驚かされていたようです…
普段はいつもにこやかな祖母がちょこちょこと変わった事を言うとその通りの事が後ほど起こったそうです。
中でも、母が忘れられない思い出は、祖父についての事です。
祖父は自営業者で、晩年には出張する事が多く海外にも出掛けていましたが、その時も海外出張だったそうです。
その期間に、平日のお昼前に祖母と母の2人で近所の商店街に買い物に出かけた帰り道、
お昼前には珍しく、商店街近くの小道の上をカラスが飛んでいたそうです。
そのカラスが2人の前に降りて来て祖母を見つめるようにして、「カァカァ」と鳴いてから、さっと飛び立って行ったそうです。
飛び去って行くカラスの後ろ姿を見ながら祖母が少し寂しげな声で
「おじいちゃん、亡くなったよ」
と母に告げたそうです。
母は、「お母さん、そんな不謹慎な事、言わんといて下さい。」と返したのですが
祖母は「おカラスさんが、そう言うてはるからなぁ」と。
2人が自宅に着くと電話が鳴っており、母が出ると、祖父の亡くなった事を告げる知らせでした。
母はこの時の事が忘れられず、時々思い出しては私たちに語っていました。
その祖母が近所のお山の滝に打たれる際は、よく連れて行ってもらったのですが、山道の所々に小石が積まれており、その上に祖母も小石を積んで、私もそれに習っていました。
「おばあちゃん、どうしてこんな事するの?」
自然と聞いた事がありました。
「そこにお山の神さまのご眷属(ご家来)がおるからやで、そら、そこに」
「おばあちゃん、何にもみえへんけど?」
「そうやな、目では見えんわなぁ。でも目に見えてないけど、おチカラは感じるはずやで、こうして石を積んだり、神棚にお菓子を先に持って行って先に神さまに食べて頂いてから食べるようにしたり、ようようお礼をするのやで。」
おばあちゃん子の私が、少し成長してその頃の祖母の言葉の大切さに気付かされてからは、目に見えないおチカラへのお礼は欠かさないように心掛けています。
一昔前までは、多くの家庭で教えられていた当たり前の事では有りますが、最近は神棚やお仏壇があるご家庭も少なくなっていますので、身近にご神仏のお話しをお聞きになる機会も無くなっているご家庭の方が多いかも知れませんね。
そのような現代社会だからこそ、目に見えないチカラに、時々は心を馳せてみる事がアナタを強く支えてくれるチカラになるかも知れませんよ。
皆さまが不思議なおチカラにすこしでも触れられて幸運を頂かれるようにと願っております。
鴨海舟