占い師の開運ブログ
- スピリチュアル編
昨年2021年12月18日、突然ネットニュースで神田沙也加さんがホテルから落下という目を疑うようなニュースが飛び込んで来ました。
その後死亡が確認され帰らぬ人となってしまったのですが、
どうして?
という気持ちと、母である松田聖子さんのお気持ちを考えますと、どうにも苦しくなってしまい、あれから色々考えていました。
とても直後に投稿する勇気がなく、悩みながら今に至った訳です。
以前、三浦春馬くんや竹内結子さんの鑑定結果を投稿しましたが、私自身はネガティブなものは出来れば避けたいと思っていました。
しかし占い師である以上は陰陽の陰の部分を避けて通るわけにはいきません。
かつてそうやって何度も人の生き死にに関わって来たのですから。
たとえ事故であっても、病気であっても、もし未然に防げるものであれば、それは伝えるべきことだろうと思います。
私は今から30年以上昔になりますが、占い師としてはまだ駆け出しの頃、ネガティブな結果を伝える勇気がなく相談者様が事故に遭遇され亡くなってしまったことがあります。
あの時何故、大切なことなのに伝えなかったのかと毎日悔やみ、一時は占い師を辞め、鑑定を封印したほどです。
どなたでも運命は変えられます
しかし、それはまず宿命と現実を冷静に受け止め、理解する努力がいるんです。
ですので、何があってもこの世に生まれてきたという奇跡を喜びに変えて、自身のネガティブな感情とも向き合って生きる勇気を持ちましょう。
それでは神田沙也加さんの
四柱推命の命式をみていきましょう。
神田沙也加
1986年 10月 1日
4:39(時差+19)生まれ
戊×辛の土金 傷官です。
十二運の(死)がついて(これは死ぬと言う意味ではありません。
エネルギーの量を表す単位程度に考えてください)、逃避的な弱点がでますがとてもスピリチュアルな力を発揮します。
年柱に空亡がかかることで、若いうちに自立を強いられ、親をあてにしない生き方を選びます。
その分他人からの協力は得られる場合もあります。
傷官に空亡がかかることと命式中に偏官が3つもあることにより、配偶者や恋人はやや荒っぽい性格の人との縁ができやすく、結婚に支障が出てしまいます。
天干の並びが偏印⇒印綬で元命 傷官となると
才能とプライドにガラス細工のような繊細さ、迷いや葛藤が混在してしまい、なかなか素直になれません。
干渉されたくないけど、寂しがり。
甘えたいのに、突き放す。
結局いつも孤独を選んでしまいがちなのです。
2021年辛丑 この年は神田さんにとって歳運も
傷官になり、失恋や別離、喧嘩も多くなりやすい年です。
感性が研ぎ澄まされますので、言葉もきつくなり、頭はシャープに回転し、嫌なものに対する反骨精神もむき出しに。
芸術や創造的分野では爆発するほど成果をあげられます。
この年を越えることが出来れば恋人との絆は深まっていたのですが・・・。
神田沙也加さんは土金傷官ですので、官星(木)を嫌い、とても恐れます。
(ちなみに金水傷官は官を恐れません)
五行のバランスを見てください。
自身のエネルギーを金(食傷星)に洩らして、多すぎる木(官星)から無情の剋を受けています。
亡くなられた日
2021年12月18日を数理でみてみますと
2021年⇒辛丑 年数理 5
12月⇒庚子 月数理 7
18日⇒庚子 日数理 7
ご覧の通り、全てに神田沙也加さんの姓名数である数理2にダブルで破✖がかかってしまいます。
年数理は坤宮(愛情宮)の破れですので、愛情や子宮、精神的な我慢、いじめるいじめられるなどの意味もあります。
月数理、日数理共に、2✖ですが、この位置は、離宮(頂上宮)で、別れ(死別も含む)や高所落下の暗示、スポットライトがあたる、名誉などの意味を含みます。
余談ですが、私も以前離宮(頂上宮)に自分の総日数が入ってダブルで破✖がかかった年に救急車で運ばれる怪我をしました。
高所落下の事故を防ぐため、駅の階段は必ず手すり側を歩き、かなり意識していたにも関わらず、ある日、少し高さのあるカウンターのbarの椅子に座って、ついうたた寝をしてしまい顔面から落ちて唇を縫う怪我をしました。
奇しくも高所落下・・・・だったのです。
話を戻しまして、
さらに神田さんの大運をみても
18歳~27歳 乙未 (木・土)
28歳~37歳 甲午 (木・火)
と、もういらないほどの木(官星)から 剋を受けています。
土金傷官は丙と癸(水)を必要とします。
この命式には水がないため、土が硬く乾いてひび割れてしまうんです。
秋生まれの神田さんには常に試練があったと言えます。
傷官をもって生まれると
飛び抜けた才能に溢れ、その才能ゆえに苦しむ場合もあります。
この細やかな観察力と洞察力はスピリチュアルな力を含み、 芸能や芸術に生かすと素晴らしい成果を生みます。
外科医や弁護士になって天才的な能力を発揮する人も。
ただし、権威に反抗的だったり、プライベートでは慈悲深く時に愛情、感情のコントロールに悩まされ、ついつい毒舌を放ってしまうんです。
とても愛され上手とは言えません。
傷官の生き方は
向上心や頭の回転の良さで非凡な才能を発揮して大成するために、日々憂いをもって世の中の理不尽に挫けず、自分自身と向き合い、生き辛さを克服する絶対的な自信をもつことが必要なんです。
どんな時代も傷官のもつ才能と革命的なパワーは必要とされているんですから。
神田沙也加さんもあと少し年を越せば、1月には五行の水がやっと巡って来て、風向きも変わり運気も開けたのでとても悔やまれます。
ニュースや週刊誌の、見出しなどで母親である松田聖子さんとの不仲を言われていますが、私は決してそのようなことは無いと思いますよ。
松田聖子さんの命式をみても、娘さんを愛していたことは一目でわかります。
聖子さんはプロ意識が高く全てにこだわりが強かったため、厳しい一面を見せていたとは思いますが
それはどこにでもある親子ゲンカに過ぎないのです。
しかし、命式に財官双美の徳を持ち甘え上手
な聖子さんは常にポジティブで金運に恵まれています。
考え方も意外とドライで合理的、
そんなラッキーを持つ聖子さんに沙也加さんの生き辛さや恋愛の悩みはなかなか理解することは難しかったことでしょう。
ですので、恋愛については同じ傷官を持つ父、神田正輝さんに、色々相談をしていたのでしょうね。
そして気になるのは普段は徳の多い生まれの聖子さんも2021年辛丑は
日干 丁未の松田聖子さんにとって
歳運で天戦地冲となります。
その結果、昨年はとても辛い年となったわけです。
さらに今年、来年と空亡に入りますのでとても心配。
それと、傷官の感受性は、衝動的で常に憂いを帯びています。
神田沙也加さんは年干に偏印、月干に印綬があるためそれをさらに極めてしまいます。
印綬のストイック性が傷官を強めてしまっています。
とても信じがたいことかもしれませんが、そのせいでイタズラに死を意識してしまったり、何かに吸い込まれるように、空想のストーリーに取り込まれたりなんてことも起こるのです。
本当は、死ぬつもりではなくとも、その瞬間に偶然事故をまねいてしまうなんてことも・・・・。
かつてあったお話をしますと、
猟銃自殺で亡くなられた俳優の
田宮二郎さんは元命 印綬の天干に傷官をお持ちでした。
元々ストイックな性格である所に、傷官がかかってしまい、当時とても複雑な役をずっと演じておられましたので、彼の死はある意味、
鬱という病気のせいだけではなく本当の自分と役の自分がトランス状態でリンクしてしまった偶然の事故だともいえます。
才能に満ち溢れた人ならではの葛藤があったに違いありません。
傷官は天国地獄の振り幅を持ち
本音で生きる革命家なのです。
YouTubeの動画版はこちらより
↓
https://youtu.be/enx3eNieAIc
神田沙也加さんのご冥福を心より
お祈り申し上げます。